cc:カーボンコピー (幸田真音著)読了


広告代理店で働く、山里香純41歳。
年下の恋人である生命保険会社の広報担当、広崎研吾を助けるため
保険金不払い問題に対処する広告プロジェクトを手がけるが、
思わぬ波紋が社会に広がり、私生活にも―。

cc: カーボンコピー (中公文庫)/幸田 真音
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幸田真音という作者は、自身の身を置いていた外資投資銀行系の実態を書くことがうまく、
ワタシもその関連の本を読んでいた。
ただ、経済小説としては他の作家、例えば黒木亮、真山仁、橘玲と比べると物足りなさを感じるし、
さらに、人を描くことは上手には感ぜず、物足りなさを感じていた。

暫く読まないでいた彼女の作品を久しぶりに手に取った。
人を描けない作家が恋愛小説を書くとどうなるんだろう?って好奇心から。
結果としては、努力は認める、ってところ。
あぁ、幾つになっても努力し続けるんだろうなぁと思った。
人物像を浮かび上げようとして、結局説明くさくなってしまったり、
分かりやすい人物像を作りあげてしまったり。
そして、最後は可愛らしい恋愛小説におさまったといったところ。
途中途中心に残る言葉はあるんだけれどね。
文量の割には読みやすいので、なんか時間あるわーって時にいいかもしれない。

☆2.5/5