「あやすと笑う」は感情の育ちの第一歩


3ヶ月を迎えた赤ちゃん。聞こえてくる音、見えている
ものに対して、首を動かして反応し、感情を表すよう
になってきましたね。


生後間もない赤ちゃんも、眠りながらほほ笑んだり、
苦悩するような顔をしたり、びっくりしたような動作
をしていました。これらはほとんどが反射と呼ばれる
生理的なもので、実際の感情と結びついていたわけで
はありません。それでもママやパパは、赤ちゃんの表
情の変化に合わせてさまざまな働きかけをしてきまし
た。こうしたやり取りを重ねることで、赤ちゃんの感
情と表情が少しずつ結びついて、こまやかな感情表現
ができるようになってきたのです。


あやすと笑う赤ちゃんの笑顔は、成長のしるしといえ
ます。さらに、泣き声にも、眠いとき、かまってほし
いときなど、そのときどきの感情が表れるようになっ
てきました。


笑顔も泣き顔も、赤ちゃんの感情と表情が結びついて
きた証拠。この楽しい時間を存分に味わいましょう。


「快」「不快」から始まる赤ちゃんの感情の発達


赤ちゃんが生まれながらに持っている感情は「快」と
「不快」であるといわれています。周囲とかかわりな
がら月齢を重ねるにつれ、感情が少しずつこまやかに
なり、1才ごろには”愛情、喜び、興味、同情、恐れ、
嫌悪、しっと、怒り”などの感情が出てきます。また、
自分で感情を表現するだけでなく、周囲の人の感情も
読み取るようになっていきます。


赤ちゃんの感情が急激に豊かになるのは、おすわりや
はいはいを始める6ヶ月以降。たとえばはいはいで好き
な場所に移動ができるようになると、ママから「危な
い!」「これを触ってはダメ」と。ストップをかけら
れる機会が増え”思いどおりにならない怒りの気持ち”
がわいてきます。ママがほかの赤ちゃんを抱っこする
のを見て「しっと」の気持ちが芽生えるのもこのころ。


赤ちゃんの行動範囲が広がると、それにともなって
感情の世界も大きく豊かなものになっていくのですね。