彼のBlogにも書いていたけれど、
先週の金曜日にPCを電車に置き忘れて、
週末は疲労困憊でした。


結局は見つかったので、今日月曜日は晴れ晴れとしていますが。


うちの会社には、One Strike, One Outという格言があります。
まぁ、他にもキャッチフレーズのようなものは色々あるのですが、
Complianceに厳しいため、上記格言は社員は全員知っているはず。
普通、3StrikeでOutでしょ。
でも、うちの会社はそれじゃ駄目なんです。
コンプラ上、問題のあることをしたらそれでアウト、
つまり首を意味します。


といっても、一般的には談合とか不正をした場合を指してはいるんですが。
エンジンを供給していたり、原子力発電にも手を出しているから、
一回で動く金が違うから、ま、分からなくはない。
不動産業でも、国会議員に部屋を貸せなかったりする。
支払能力としては問題ないので、むしろ貸したい所だけれど、
国政に関わる人と関わりになる事も禁止、というわけ。


で、情報が詰まりまくっているPCを落としても、
クビって言われてはいたのです。
時折、全体メールでPCの置忘れに注意しましょうと流れるほど。


それを知っていたので、基本的に飲みの席にはPCを持っていかないし、
持たなければ行けない時には、手から離さないくらい慎重。
あとは、一緒に飲む子に先に宣言しておいて、
飲み会後に持っていることを確認してもらう、とかね。
帰りの電車では、斜めがけくらいな勢いで持って帰ってた。

と、まぁこれくらい慎重だったわけなんだが、
先週末はあろうことかPCを置き忘れてしまったわけで。


家に帰って一段落してから、PCで家計簿をつけようと思い、
パソコンケースを探したときに見つからなかった時のことったら。
寝てる彼を起こして、寝ぼけている彼に質問をしたときに、
思っていない返事が返ってきたときのイライラ感ったら。
(パソコンは?って聞いたから、
元々家にあるPCの場所を教えてくれたのでした。
彼と私のPCで、現在6台以上はあるのよね・・・)


彼ががばっと起き上がり、家には無さそうだって分かったとき、
めちゃくちゃ青ざめた。
やばい、クビだ・・・・
折角リストラを生き抜いたのに、ここでクビか・・・


早速彼がPCで調べてくれて、電鉄に連絡するも無い、とのこと。
彼が付いてきてくれるということで有難く警察に届出をすることにした。
駅前の派出所に向かいながら、彼と状況確認。
おそらく、電車の中だろうということで次のアクションを確認する。
頭が真っ白で、大分記憶が無いんだけれど、
「どうして大事なものを手から離しちゃったんだろう」
そればかりを考えていた気がする。


荷物が重たかったし、幾つもの荷物があったから、
PCについては彼に託していたんだが、
その甘えがいけなかったんだと思った。
電車に乗り込むときに、一本待てば座れるとも思ったけれど、
急行で早く帰れることもあり、速い電車を選んでしまい、
混んだ電車に乗ることになったせいで、彼と離れ離れにもなった。
そのために、意識が拡散してしまったし、
かつ、降りるときにはすべての荷物を私が持っていたので、
全部を把握しきれていなかった。
自分には届き難い網棚に載せていたお菓子もあったので、
それをとらなくちゃって意識が集中していたせいもある。
ゆとりをもって、座れる電車に乗っていたら、こうはならなかったはず。


どうして、一番大事なものをちゃんと管理できなかったんだろう。
どうして、彼に甘えすぎちゃったんだろう。
どうして、電車を降りるときに確認しなかったんだろう。
どうして、落ち着いて電車に乗り込まなかったんだろう。
どうして、荷物をまとめておかなかったんだろう。
どうして・・・・・


こればかり考えて、気がおかしくなりそうだった。


交番について、取得物の説明をしながら、少しずつ冷静になって。
冷静になった分、人にあたりたい気持ちにもなって。


彼が電車の中で離れちゃったこととか。
PCを持っていてくれなかったこととか。
交番で代わりに説明してくれないこととか。
発見者が電鉄に届けてくれなかったこととか。


厭な気持ちで一杯だな、私、ってのを逆に冷静にも感じていた。


警視庁だけでなく、神奈川県警にも届けを出すように交番で言われ、
彼が今から川を渡ろうか、と言われたので、素直に頷く。
タクシーに乗ろうよと言ってくれた彼の言葉を振り切る。


今、自分の中では状況を憎む気持ちで一杯になっていて、
それを落ち着かせるためにも時間が必要だった。
夜風に吹かれて、厭って言う程歩いて、痛みが強くなってきて、
ようやく落ち着いてきた。


県警の前で、彼がよしよしとしてくれた時には、
これじゃあ、連行される人みたいだよ、と言うだけの余裕が出てきた。


それから2日間。
2次会会場を探す傍ら、電鉄の拾得物係りに何度も電話をしたり、
主要駅に行った時には、直接お伺いをしたり。
それでもちっとも出てこない。
調査範囲を広げても、全く引っかかってこない。
本当に駄目かも。


彼が励ましてくれたけれど、日曜の夕方には本当に憂鬱になる。
明日の朝には会社に報告して、首を洗っておかなくちゃいけない。
ただ、必死に謝れば、一度くらいは免責されるかもしれない。
とりあえず、謝罪と、その後の仕事のフォローをがんばらなくちゃいけない。


そんな事を考えながら、彼のお母さんとパントマイムを見た後に、
もう一度駅で問い合わせをしてみる。


・・・あるって?
しかも、8日金曜に既に拾得されているって!!!
直ぐに取りに行く旨伝えて、電車に飛び乗る。
彼に電話で報告。
彼もめっちゃ喜んでくれていた。
8日に拾得されていたけれど、問い合わせても見つからなかったのは、
多分駅でPCに入力するタイミングがずれたからだ。
逆に言うと、最初から終着駅に問い合わせをしていたらあったって事だ。
それを2日間やきもきすることになったわけで。
これまた、抜けがあった自分に反省。


帰って彼に報告をすると、
彼が、今回の一件で見直したって反応があった。
え、どこが???
彼からしたら、冷静だったそうだ、私。
泣き叫んだり、彼に当たったりしても不思議は無いのに、
それをしないで、ちゃんと考えていたからって。
いや、実はそうでもなかったよ、ってその時に話した。
やっぱり、色んなことを恨んだよ。


だけど、それを人にあたっても、何の結果も得られない。
自分は一瞬すっきりするかもしれないけれど、
結局、人の気分を害するだけで、誰も得をしない。
完全に人のせいに出来るほど、自分に落ち度がないって言えない。
その状況においては、人に言ったって無駄なだけだ。


彼はずっと傍にいてくれて、励まし続けてくれた。
気落ちした私の代わりに、食器洗いをしてくれたり、
甘いものを用意してくれた。
その気持ちがうれしかった。
彼に憎々しい言葉をかけて自分を誤魔化して正当性を主張するより、
人から優しくしてもらえる方がよっぽど幸せだ。


結婚してから、最大の危機だったね、って言われた。
確かに。
結婚式も2次会も出来ないかと思ったもん(笑