学校でいじめが起きた時。





いじめ重大事態と認定される



第三者委員会が設置される




そこまで到達するまでにも、膨大な時間とエネルギーを消費します。






いじめ重大事態と認定され、第三者委員会が立ち上がったとしても。




学校はできるだけ学校の過失を少なくしようと、責任を逃れようと、教育委員会と結託して全力で被害者家族に向かってきます。





先生と呼ばれる人達が一丸となり、自分達の体面を守る為に、被害者側であるはずの保護者を全力で抑え込もうとします。





証拠がない


相手側が否定している


相手側も被害があったと主張している


誰も見ていなかった




そういった言い訳をかき集め、平然と、『学校側の責任は少ない』と主張するばかりの報告書を作成するのです。






真実を記載した報告書さえまともに作れない



報告書を作成したら終わり、それを教育委員会担当部署が保管するだけ



沢山の教員達がそのいじめの実態を知る事もないし、再発防止に向けて取り組むと言うのは教育委員会の担当者だけ




一般企業なら当たり前の、情報共有や再発防止に向けての取り組みなどは、先生と呼ばれる人達の世界では存在しないのです




世の中の常識など通用しない、一般の社会人としてのモラルや価値観などを持ち合わせない、閉鎖的な組織の中でのみ生きてきた人達の集団を相手にする事は、個人では本当に厳しいのです





完全に納得できる対応を、教員達に求めるとしたら、一生かかるかもしれない。



話が通じない組織に納得できる対応を求めるには、果てしない時間とエネルギーを使って交渉し続けなければならない。




被害者側には仕事や家事や日常生活、傷ついた子供のケアだってある。




仕事として動く学校側と、プライベートや睡眠時間を削って戦う個人。




悔しいけれど、限界まで頑張ってもいじめ被害にあった子供と家族が、心から納得できる結果を得る事は難しい。






それでも、戦うしかない。





子供の名誉を守る為に。





次の被害者を生み出さない為に。





ほんのわずかでも、誰かの心に届くかもしれない可能性に賭けて。








どうか、知ってください。