うちの娘は不登校でひきこもり。
通信制高校(週5登校型)2年生。
今日も課題が終わらないので、娘は安定の不登校
朝5時に寝ている私を起こし

「課題終わらなかったから、学校休む
連絡よろしく
じゃ、寝るわ
」



と、嵐のように自室に去る娘…。
あと1日徹夜すれば終わりそうな量になったからと、気持ちよく眠りたいらしい

そこ、徹夜しないで昼間やってー

年末提出の約束が、どれだけ過ぎてると思ってるんだ…と、私はため息しかないんだけど

でも、この『遅れちゃったけど、出そう』という考え、とても大事

娘はやや『認知の歪み』がある。
白黒思考とか、ゼロ百思考とも言われる。
正しいか間違いか。
敵か味方か。
好きか嫌いか。
2択しかない考えを持つと、とても生きにくいらしい

中間やほどほどがないので、あらゆる場面や選択において、ストレスが強くなり過ぎてしまう

『○○しなければならない』
『○○であるべきだ』
周りの人がそう考えているとは限らないのに、誰も娘を縛り付けている訳ではないのに、自分で重荷を背負って自分を苦しめてしまう

児童精神科医が主治医だった頃に、
「(娘)さんには、思考の柔軟性が必要。それがないと、自分を攻撃(責める)してしまうので、心身がボロボロになってしまうから。」
と、言われていた

なるほど!と、すごく腑に落ちた

娘は小学生になった頃から、なかなか勉強に取りかかれず、深夜まで泣き叫びながらやっていた。
ADHDで机に座って書くだけでも辛いのに、出さないとか、遅れて出すという選択肢はなく

やりたくないけど、出さないのはもっと嫌だ
出せないと学校行けない
と、発狂しつつ勉強していた



こだわり過ぎてこちらが病みそうだった
会社とかでも、少しルーズでも「なんとかなるでしょ~
」とか言うタイプの人は、あまりストレス溜まらず生きやすそうだよね


そういう人になりたいかは別として

ちなみに『認知の歪み』があり、他者を攻撃(責める)するタイプもいるそうで

どちらのタイプも、本人も周りもしんどいね

今の通信制高校では、状況に応じて期限を延長してくれたり、課題を減らしたりの対応をしていただいた

(1年生の時に入院した事があり、学校どころじゃない時があったので
)

通信制高校の、個々に合わせてくださる対応で『遅れてしまったけど、なんとかなった』という経験を重ね、娘の思考に柔軟性が生まれたのかもしれない



そんなルーズじゃ、世間で通用しないかもしれないけど

世間で通用するかどうかの前に、認知の歪みで自分の心身を追い詰めてしまう癖を治さなければ、娘はそもそも健康でいる事自体が難しい

健康なメンタルと体が揃ってからじゃないと、社会に出るのも大変

人の考え方を変えるってとても難しいから、娘の思考の変化は、もしかしたら凄い事なのかもしれない



課題が終わっていないのに、すやすや眠る娘を見て、そういえば娘、変わったな~と気づいたのでした

でも、せめて中学生レベルの学力は必要だよ、娘よ…
