どうも気にかかった、あの言葉
とあるTV番組の予告編で、ある超一流自動車メーカーの販売関係者が、若者に対する印象でこのようなことを言っていたのです。
自転車でデートしている学生を見たのですよ。 私は自転車でデートするのは中学生までだと思ってました。 私はこの話がどうも気になってしまったのですよ。 うまいセールストークだね(笑)と思えずに、「驕り(おごり)」を感じてしまったのです。 私は言葉と言うものは、自然とその時の環境心理を表現してしまうものだと思ってます。 業績好調だった輸出関連企業に、「驕り」はありませんかね? 私がもっとも愛している本、「平家物語」はこう語ります。 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。 驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し。 猛き人もついに滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。 驕るくらいなら、ぼろ儲けする必要なし!というのが、私の信念です! 私はしばらく、輸出関連企業の買いは控えようと思います。 ここ数年、依然として地獄の苦しみの中でもがき続ける企業に、買いを入れていこうと思います。 しかしこれは輸出関連企業を売り始めるということではございません。 その理由は後ほど。 |