相場の極意を伝えますよ(笑)
はじめに。
もし手元にまとまった金があったら、皆さんはどう使いますか? 多くの方にとってそういうお金は、コツコツ貯めた預金だと思います。 もし手元にまとまった金があったら、私は相場を張ったり、株式投資したりはしませんね。 これはかつてそうやってお金を失った私の、ささやかなアドバイスです。 特に短期売買で退場する人は、その失敗を他の人に伝えることなく、いなくなってしまいますから、良かったら聞いてください。 最も有効な投資は、自分への投資です。 手元のまとまった金を意識する時期は、大抵人生の転機に差し掛かっている時だと思います。 今の仕事や自分の体力に限界を感じて、次の職場に移ろうという方がいましたら、ぜひそのお金は、新しい職場でのストレス解消に使うべきであります。 毎月1万でも2万でも、次の職場に慣れるまで、無理にでも使うべきであります。 仕事を辞めてから次の職を探そうとすると、なかなか職探しをする気にならないものです。 しかし庶民は働かなくては、金を稼げないのです。 手元にある金を使ってでも、働くように自分を奮い立たせるべきであります。 間違っても、トレードで生計を立てようとしてはいけません。 なぜなら、最終的には99%に負けますから(笑) 例えば、あなたAさん、別のトレード参加者Bさんがいるとしましょう。 相場と言うものは資金量の比べあいですから、金を持っている方が勝ちます。 当然個人投資家はもっとも金を持たない部類の参加者ですから、AさんよりBさんの方が金を持っているとします。 Aさんが上下どちらかに張れば、Bさんはその逆に張ってきます。 勝つのはBさんです。 これが基本なのです。 しかしAさんが勝つこともあるのですよ。 さらに金を持つCさんがいる場合は、CさんはAさんと同じほうに賭け、Bさんを負かすからです。 なぜCさんはBさんではなく、Aと同じほうに賭けるかわかりますか? 相場は上下どちらかしかありませんから、Aさんに少々勝たせても、Bさんからたんまり金をとれば利益が出るからです。 Aさんは利益が出ました。 しかしもう負けてくれるBさんはいません。 次に負けるのは、Aさん、あなたしかいないのです。 株というものは、余裕資金の現物投資でやれば、Cさんにとことん株価を下げられても、投げないという勝負の仕方が出来ます。 Cさんより資金のあるDさんの登場を待つわけです。 これが長期投資です。 これなら個人投資家にも勝算はありますので、私もこの方法で勝負しております。 しかし、それも仕事を持った上で行うべきものであります。 なぜなら、何もしないで、ただひたすら時間の経つのを待つことほど、愚かなことはありませんからね(笑) 次の仕事に慣れてから、余ったお金や収入で投資を始めても、遅くはありません。 相場はいつだって開いているのですからね。 |