売り材料にインパクトないね。新規売りはこない。
株価というものは自動的に変動するものではありません。
例えば下落相場なら、自分が売って株価を下げれば、他の誰かも追随してくれると考えるから、最初の売りが出るのです。 この売りの連鎖が途切れるところが、相場の転換点です。 私が見る限り、 ①相場の主の仕掛け売り ↓ ②その動きを早くに読んだプロの売り ↓ ③下がるから売るという便乗トレイダーの売り ↓ ④信用買いの投げ ↓ ⑤株価崩落に驚いた新規現物売り ↓ ⑥相場の主の買戻し ↓ 買戻しの状況を見て、トレンド決定 と続くのが今までの下落相場でしたが、どうやら現状では最後まで無理があるように思えますね。 と言うのが・・・ ④の工程において、今や貸借倍率の改善した銘柄が多く、信用買いの投げが出ても空売りの買戻しで相殺されて下落幅が小さくなっていたり、中には株価上昇反転する銘柄もちらほら出ている。 ⑤の工程においても、相場低迷が長引いているために、世間が株式投資に興味を失っているため、新規の売買者が参入する雰囲気が見られなくなっている。 また、現状の個人投資家をカモにする相場変動に懲りた既存のトレイダーが、割安感のある優良銘柄の長期投資に、投資スタンスを移行している印象も受けます。 下がるから売るというスタンスの方が売りつくしたところが、今の相場では底になってしまっている思えますな。 |