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台所で食器などの準備をしていた私達女姉妹を弟が呼びにきました。
「叔母さんが、大事な話があるから集まってほしい」
なんだ、なんだ? と、私達姉妹は座敷へ集まりました。
母の二番目の妹(叔母①)が言いました。
「あなた方のお爺さんが死んだんだって」
最初は
「・・・・・・」
でした。
だって、私達の認識する祖父というのは父方の祖父しかおらず、
しかも自分達が生まれる前にすでに亡くなっていたので。
でもすぐにピンときて、
「あぁ、お母さんの父親か」
と。
みんなも、少しの間の後に
「あぁ〜〜〜」
という反応でした。
母方の祖父のことは何も知りませんでした。
母達が幼い頃に離婚したらしいことしか知りませんでした。
なので顔も名前も知らないし、存在すら忘れていた人だし、祖父と言われてもなんともシックリきません。
そんな私の第一声は
「てか、まだ生きてらっしゃったんですね」
でした。
そんな今まで頭の片隅にもなかった会ったこともない顔も名前も知らない、血縁上祖父と呼ばれる人が死んだからって一体なんなのか?
この後、自分的にちょっとモヤっとする展開になります。
つづく