『そんなに嬉しいの、私も嬉しいよ』
『痛い、痛い、もう試合は終わったんだから叩かないで!』
『照れるな!』
『照れているんじゃなくて』
『痛、い、ん、です』
『照れてるんでしょ!? 奈苗軍団に入れるから』
『ち、が、い、ま、す…。痛いの。ホントに痛いの。ナナちゃん自分にどんだけ筋肉ついたかわかってないよ。』
『えっ!?』
『それに奈苗軍団にも入らないから!』
『ええっ!?』
『なんでよ!?』
『ナナちゃんと誰も組みたがらないじゃない。私も仲間外れにされたくないもん。みんなと楽しくやりたいもん。』
『よくも……言ってくれたなぁ』
『ごめんなさい、ごめんなさい、もう叩かないで』
『とりあえず、控え室に行こう。ゆっくり話そう。時間はいっぱいある』
『笑いながら怒ってる誰か助けて』
『怒ってないから』
『やっぱ怒ってるよモモ、のーみくん、助けて』