ウザいほどに好き← | フツーのタロット占い師のへなちょこ部屋

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まったりと、どーでもいいことからちょっと真剣な話まで。

タロットのことや日常織り交ぜたへなちょこブログです。

ぅっはい☆
お祭りのなか休みなので、おうちの用事を車ですませてきましタ!
明日のお祭り最終日に備えて英気を養ううううううう!!!←



ええと。
テーマが「好きな本」でね、タイトルすら「ウザいほど好き」って
なってますのでほんとにウザいかもしれない好き語り記事なので←
お暇のある心優しい方だけどうぞ☆


今回は~、夏ということもあって~、

コレ!!!!!







うしおととら 藤田和日郎

漫画全巻ドットコム

↑↑↑
全巻揃うゼ☆←

です!
・・・・友達がね、引越しの際に『どーしても自分では処分も売ることもできぬ!』
っつってね、段ボール3箱にぎっしりとうしとら以外にもいろんな漫画が詰め込まれて
ワタクシめの自宅に送られてきたわけですが!←
(しおるになら処分されてもなにされても諦めがつく、って迷惑な。。。爆)
案の定わたしもまんまと『こんな名作どうしろっちゅうんじゃあ!』と
蔵書の一部にナチュラルに加えてるよネ!←


多分、好き嫌いはわかれるし、賛否両論あるテーマを扱ってもいますが
この漫画では『妖怪』と『人間』の関わり、ヒトの想いや念いは時として
ヒトならざるモノへその存在を変化させていく、というある種のこわさも
あって。
だけれどもわたしが一番この作品の中でどかんときたのは、ヒトではない
モノたちの哀しみかなあ、と思います。

主人公、『獣の槍』をひょんなことから手にし、大妖怪をとらと名付けて
旅をすることになる潮(うしお)。
カマイタチの3兄妹と出会うのね?
んで、真ん中のカマイタチは、自分たちが住んでいた緑豊かな自然を破壊
していく人間にものすごい怒りと怨みを持って、人間を傷つけます。
長兄と末の妹は、真ん中のカマイタチの想いももちろんわかってるんだけど、
『一匹の妖怪のちいさな力ではどうにもならない』ってなんか悲しいように
諦めてもいる。
潮は、人間だから。
まあそのヒトを傷つけるカマイタチと戦うんだけど。
彼の『自分が大好きだった、自分を育んでくれた、この美しい山を壊した
のは人間だろう!』って怒りの言葉に。
自分のちっちゃいとき、大好きなジャングルジムが『危ないから』って
勝手にオトナに取り壊されたってのを重ねて。
『ごめんなあ、、、人間の勝手な都合で、そんなにたいせつなモノを
 あんたからとりあげることになって、ごめんな』
って泣くのです。
守りたいものを、守れないつらさや、自分の無力感をカマイタチの怒りに
見る、ってことをフツーにするの。

今でこそ、環境破壊のニュースはなにか下火になってきてるし、数年前に
叫ばれたオゾン層破壊や酸性雨、そういう単語をメディアでは取り上げなく
なってるけれど。
例えば大雨が降ったとしても、昔の原生林になぞらえた樹を植えていれば
山はそう簡単には土砂崩れとか起こさないんだって。
原生林ってすごく精巧な『自然のダム』だから。
だけど、今は杉やヒノキのような『材木になる』『お金になる』根張りの
悪い植林しかしていなくて。
しかもそういう木は山に住む野性動物たちの食べ物を生み出さない。
だから、熊や鹿が飢えて人里に下りてくるってことになる。
ヒトに伝わるコトバを持たず、ひそやかにつつましく生きているもの
たちにはなんの権利もないの?ってね、悲しくなります。

藤田さんの描く世界には、なにかひとはこうで在れ、というような
願いがたくさんこめられてると思います。
『うしおととら』を読むと、あんまり良い印象持ってない相手に対して
でも、『歩み寄ったら違うかな?』とか、とにかく『現在』を生きている
そのことに感謝と感慨を覚えます。

なんかこういつもどーりまとまりのない記事ですみません。。。←

ああ!!!
わたしもとらに会いたい!!!!!!!!←