もうすぐ春満開。本来であれば明るく愉しい季節にコロナ騒動が影を落としている。
コロナ対策の何かのヒントになればと・・。
2016年のブログに「ペスト」について書いたなと思いだし、もう一度ひっぱりだして再出しようと思う。
14世紀のヨーロッパにおいて、全人口の半分を死に追いやったのがペスト。その死者数は7500万人とも言われ、人類の歴史の中で最も猛威をふるった感染症だった。
猖獗を極めたヨーロッパにおいて、ペストの影響を受けなかった小さな漁村があった。フランス領、スペイン国境近くにある「コリウール」というこの村では、アンチョビ漁が盛んに行われていた。
現在のコリウール
ここで捕れるアンチョビは、大西洋でとれるものよりも小型で脂肪が少なく味が良かったため、コリウールの塩漬けアンチョビーは世界一とも言われていた。
村全体がこの作業に関わっており、男たちが穫ってきたアンチョビを塩につけて1ヶ月おき、その後、女性たちが頭と腸を取り除いて3枚におろし、塩と魚が交互になるように樽に詰めた。
その作業には大量の塩の備蓄が必要であり、この塩が村人をペストから救ったというのが有力な説である。
コリウール村ではペストは流行ることはなく死人もでなかったという記録が残されている。塩が村全体の抵抗力をあげていたと考えられるわけだ。
塩と除菌についてググっていたら、
楽天でバカ売れしているという商品に水と塩だけでつくる電解次亜水生成器なるものを見つけた。(コロナ騒動で現在品切れ中)
これは水と塩を電気分解して電解次亜水をつくり、除菌、消臭に用いるものらしい。使用者の商品レビューも高く確かな商品である可能性が高い。
常々、市販の消臭剤や除菌スプレーが与える香害や健康被害には懸念をもっていたので、この騒動が収まれば、是非、当店でも扱ってみたい商品だ。
また、この電解次亜水生成器でなくても100円ショップで売られているプッシュ型のボトルに塩水を作って、これを代用品として使うことは、もしかすると多少の除菌効果はあるのかもしれない。
塩Gはこれを顔にかけたり喉に噴霧して愛用している。
いずれにせよ、このコロナ騒動で塩と水がもつ有効性に少しづつ世間の関心が動いている点は、ケミカルな薬品依存から脱する転換点になりえるのかもしれないと考えている。