腎臓は今まで話したようなお仕事をするために、いろいろなものを分泌して体を調整してくれています
内容を上げていくと・・・
レニン
これは血圧や尿量、電解質を調節する
プロスタグランジン(PGE2)
腎臓の血流量の調節、糸球体濾過率の上昇尿量の調節
え~っプロスタグランジンと、リウマチの方は思うかも知れませんが・・・
これにも大事な役割がいっぱいあるんです
またその種類や作用も器官によって様々です。
これは胃酸の分泌を抑制して胃粘膜を保護したり、再生に努めたりもする・・・
何事もバランスですね
エリスロポエチン
骨髄で赤血球の産生を促進するホルモン
(約9割が腎臓で作られている)
なので、腎臓が悪くなると貧血になりやすいです。
そしてもうひとつ大事なことは・・・
ビタミンDを活性型にすること
ビタミンDは食品に含まれているけど、これは肝・腎臓で活性型に変化してはじめて体に作用できるようになるんです
活性型ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収を促進、骨を丈夫に保ちます
ビタミンD欠乏で有名なのがクル病ですね。
これは骨がもろくなる病気です
こうやって調べてみると、リウマチさんにとって結構関わりのあることが多いような・・・
骨を丈夫にするビタミンDとかね・・・
プロスタグランジンは本当にいろんな作用があって・・・
例えばこれは尿細管でNaの再吸収を抑制する(塩分を排出する)作用と
逆に糸球体では、Naの再吸収を促進するレニン分泌を増加させる作用があるんです
全く相反する作用ですね~
更に、炎症作用と抗炎症作用
これもどちらも持ち合わせてます
とっても複雑でファジーな物質だなと・・・
本当に・・・
人間の体は神秘です
すべてがバランス。
どれをとっても、必要のないものなんかないんですね
長~い年月の中で、必要だから進化して出来上がったものばかり・・・
あとはバランスよく働いてくれること
本当にこれにつきますね・・・