<第22回企画展>「讃岐の亀趺碑(きふひ)パネル展」 まもなく開催です!! 塩江町歴史資料館 | 塩江つれづれ

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<第22回企画展>「讃岐の亀趺碑(きふひ)パネル展」 まもなく開催です!! 塩江町歴史資料館

 

 塩江町歴史資料館<第22回企画展>「讃岐の亀趺碑パネル展」がまもなく開催します。

本展では、「阿波・淡路・讃岐の亀趺碑探訪 増補版」を発行された村井道明さん(徳島市)の全面協力により、『讃岐の亀趺碑~十六基』をパネルで紹介します。

 

 この度、当方の企画展案内を見られた神奈川県横浜市の亀趺碑にすごく興味あるという方から、『日本の亀趺碑』を特集された「書21」という本を寄贈いただきました。

 川浪惇史氏が自らの足で、会津(福島)から江戸(東京)、武蔵(神奈川)、京都、大阪、播磨(兵庫)、備前(岡山)、九州の薩摩(鹿児島市)、肥前(佐賀市・長崎市ほか)など広範囲に調査され多数の写真掲載と解説をされています。

 ※資料館にて閲覧できます。

 

 「亀趺碑」は、中国の南北朝時代(14世紀半ば~1330年頃)に始まり、日本には江戸時代の初期(1600年代)に入ってきます。 当初は大名クラスの墓碑や墓前の顕彰碑として建立されたようです。

中国ではもともと、「贔屓(ひいき)」に造られていました。「贔屓目(ひいきめ)にみる」とか「贔屓にする」。などと使われている言葉です。

 贔屓にするとは、気に入った者を特別扱いして、力を添えたり優遇したりすること。とあります。

この贔屓は、中国の伝説上の生物で「龍生九子(りゅうせいきゅうし)」の一つで、龍の子どもと言われています。

 龍には9頭の子供がいて(贔屓のほかには、螭吻(ちふん)、蒲牢(ほろう)、狴犴(へいかん)、饕餮(とうてつ)、蚣蝮(はか)、睚眦(がいさい)、狻猊(さんげい)、椒図(しょうず)の九頭) 贔屓は背に甲羅を持ち、亀に似た容姿をしていますが、亀と違って、龍の子らしく頭に角があり、「重いものを支えること」を好むということで石柱や石碑の土台に用いられました。

 その後、角が無くなり、亀に似ていることから「亀趺(きふ)」と呼ばれるようになり「亀趺碑」と言われるようになったそうです。 (※趺とは あし、あぐら、足の甲の意)

そして、万年の後まで世に残ることを念じ「亀趺碑」が建立されていったようです。

 

※先着100名様に村井道明氏作成「讃岐の亀趺碑」16基を解説した冊子を進呈します!!

ぜひ開館日にご来館くださいませ。

 

開催日:令和5年7/30(日)・8/27(日)・9/24(日)の三日間限り

開館時間:10:00~16:00  入館料:200円(中学生以下無料)

場所:塩江町歴史資料館

 

書21 2020年69号 特集「日本の亀趺碑(Ⅰ) 匠出版発行

 摂津(兵庫)湊川神社に在る「嗚呼忠臣楠子之墓」、他が掲載されている。

 

書21 2021年72号 特集「日本の亀趺碑(Ⅱ)

 京都宇治市「黄檗山満福寺」に在する、「特賜大光普照國師塔」、他が紹介されている。

 

書21 2022年76号 特集「日本の亀趺碑(Ⅲ)

 日本で一番古い亀趺碑は薩摩(鹿児島)に在し、中国の帰化人で薩摩藩に易学をもたらした「江夏友賢(えごゆうけん)」墓碑、1610年に建立されているもの、他が掲載されている。

 

企画展示室

 

塩江町歴史資料館

 

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