塩江 在りし日の「塩ノ江新温泉ホテル」
ケヤキ並木を通り抜け、山あいに佇む「塩ノ江新温泉ホテル」 かつては塩江で唯一、劇場のある温泉として賑わいをみせていた。
昭和48年(1973)創業し ジャングル風呂の大浴場、サウナ、水風呂、露天風呂があり、塩江温泉劇場でゆっくりと芝居を楽しむことができた。

温泉は、湯元塩江温泉近くの香東川に湧く源泉から引いて
いた。当時は新温泉ホテル近辺の団地でも温泉が引かれ
て自宅で温泉に入ることができたそうです。
[泉質] 単純硫化水素泉
[効能] 皮膚病 婦人病 リウマチ・神経病
後年は、経営が橘工務店(グループに樺川荘・新樺川観光ホテルがある)に移り、平成17年(2005)10月幕を閉じた。
今も建物はそのまま残されており“休業中”の看板があるが、新樺川観光ホテルでお聞きすると、再開の予定は全くないとおっしゃっていました。
現在、「高松市民病院塩江分院」の移転先として検討されているようです。
秋にはケヤキがいち早く紅葉をみせてくれる。新温泉ホテル入口のケヤキ並木。

ひっそりと佇む賑やかなころの面影を残す現在の様子。




ここが源泉で冷泉をポンプで持ち上げ、タンクから新温泉ホテルへ送っていた。
現在では鉄塔も錆びてしまって寂しく遺構として残されている。

こちらが、源泉から送られてきた温泉が中継されていた六角堂。
ここで一時蓄えられ経由してホテルへ。
