うちには、3人の息子がいて、末っ子は高校2年の17歳。

いいやつだが、少し残念なメンズである。

小学生のときのあだなは、カンボジア人だった。

父方の濃い顔DNAとサッカーで日焼けがすごかったから。

昔はハーフですかとよく聞かれたけど、生粋の日本人。


ダンナもアロハシャツを着ていると、現地のガイドさんか、

オプショナルツアーのデスクに座っている人に見える。


ダンナ母(彼にとって父方の祖母)が昔、台湾で育ち、

戦後日本に戻ってきた話を聞いていて

「じゃ、オレって台湾のクオーター?」


あのね、住んでただけじゃダメなんだよ…

いくら、友達にハーフやクオーターが多いからって。

そしたら、みんなあこがれの国に行っちゃうでしょ?

いまどきの高校生ってこんななのかな?


でもよく考えるとこの話は奥が深い。

親の都合でこの国に生まれ育っても日本人になれない。

もちろんなりたくない人だっているけど。

日本の国籍法や戸籍の解釈は複雑だと思う。

彼のいとこはアメリカで生まれているので二重国籍だ。

将来自分で選択することができる。

アメリカ人にも日本人にもなれるのだ。

日本のグローバル化の壁は高い。