しゃべくり漫才の「横山やすしきよし」、「横山ノックトリオ」あるいは、萩本欽一さんの「コント55」なんて、まさに、”至芸”だと言えたね、「コント55」のばあい、脚本を考えるのは、萩本欽一さんなのだけど、それを、相方の、坂上二郎さんに事前に教えることなく、舞台に出して、突っ込みで、坂上二郎さんを追い詰めるのだよ、何も事前に知らせらてもらっていない、坂上二郎さんは、舞台で、おろおろするしかない、その表情がおかしくてね、視聴者は、笑ってしまったね、今、「吉本興業」に、そう言う”至芸”ができる人間は、一人もいない、その責任は、「鶴瓶師匠」と「松本人志」にある。

 その点、日本の落語家協会の「真打ち制度」は、厳しいよ、4300円の入場料を払う客で、ウエスタ川越、3000人客席をうめられるのだ、どうして、前座に、このような優秀な芸のある芸人を「真打ち」にしないのかと、観客は、いぶかしいほどだ。 ところが、「吉本興業」では、頭を丸めるとか眼をむくとか、裸体を見せるとかの、「ピン芸」だけで、まあ、真打ちにしてしまうのだよ。

 「オール阪神巨人」は、どこへ行ったのだ? 「吉本興業」は、もう終わりだな。