長野電鉄・吾妻線駅巡り完了ドライブ① 宮中取水ダム(新潟県十日町市) | シンカの進化

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シンカが日々の生活で体験したことを書いてみたいと思います。

2023年9月23日(土・祝)、長野電鉄と吾妻線の駅巡りを完了させようと、

僕は一人ドライブへ出掛けました。

まず目指したのは長野市です。

国道117号線及びその脇道を使用した十日町市、飯山市経由で向かいました。

まず一休みしたところは、

新潟県十日町市にある「宮中取水ダム」です。
久しぶりの訪問です。

宮中取水ダムは、JR東日本エネルギー管理センターが管理する企業私有ダムです。

高さ16.4mの重力式コンクリートダムで、

水力発電を目的として建設されました。

ここから信濃川の水を取水し、

取水した水をトンネルで流し、

下流の千手、小千谷、小千谷第二の3発電所で発電され、

首都圏の山手線や中央線などの運転に必要な電力の約23%を生み出しているそうです。

上記のダムと発電所の説明は以下のリンクをご覧ください。

1920年に鉄道省が建設を始め、

1938年に竣工した古いダムです。

第二次世界大戦前ですもんね。

ダムの周りには、「赤まんま」と呼んでいる「イヌタデ」が咲いていました。秋の草ですね。
宮中取水ダムの放流シーンはなかなか迫力があります。
ダムの脇には魚道が設置されています。

これは小さい魚用の魚道です。
ここも魚道観察室があり、見学可能なのですが、

10時開室と遅いので、今回は見学をやめておきました。

宮中取水ダムや上流にある「西大滝ダム」の完成により、

千曲川上流に向けてのサケの遡上は激減していきます。

ダム建設の負の側面ですね。

2008年に国土交通省北陸地方整備局は、

JR東日本の発電取水量に不正行為があったことを指摘します。

生物たちの生育環境を整えるために、

信濃川本流の水量を確保する必要があったのですが、

取り決められていた水量を超過して、

JR東日本は取水し、

その上で、適正に行っている、と虚偽の報告をしたことで、

2009年水利権の取り消し処分が言い渡されます。

そして2010年まで利用不能となり、全門が開かれ、

70年ぶりに信濃川が元通りの水量に復活します。

その際にダム上流に遡上するサケやアユが大幅に増加したそうです。

2010年、水量を遵守することを前提に取水禁止が解除され、

魚道が造られ、魚たちが遡上しやすいダムとなったそうです。

宮中取水ダムの魚道については以下のリンクをご覧ください。https://www.city.tokamachi.lg.jp/soshiki/kensetsubu/kensetsuka/3/gyomu/1450421156886.html 

今では、サケの遡上も見られるそうです。


サケの遡上はこれからの時期ですね。


ジャニーズ事務所しかり、日本の企業の隠蔽体質は昔からあったのですね。

その企業には必要性があったからと言い、そのことによる社会的なデメリットも大きく、けしからんことです。

では!