親友とちょこっとドライブ④ 信濃川大河津資料館(新潟県燕市) | シンカの進化

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シンカが日々の生活で体験したことを書いてみたいと思います。

2023年9月18日(月・祝)、親友とちょこっとドライブ記事の続きです。


新潟県長岡市寺泊地区にある「にとこみえ~る館」を後にした僕らは、


大河津分水路脇の道路を上流側に進み、


お隣の燕市へと入りました。


そして燕市にある「信濃川大河津資料館」を訪ねました。


これが建物です。入館は無料です。
大河津分水路とは、日本一長い信濃川が、

かつては水害を引き起こす常習河川でしたので、

江戸時代から、越後平野に住む人々は、

何とか対処せねば… と考えていたようです。

そして信濃川が河口以外で、最も日本海に近づく、この大河津の地において、

日本海までの放水路を造ろうと考えたようです。

日本海まで近いと言えば近いのですが、

日本海までには山があります。

その山を掘削して、信濃川の水を日本海に放水する分水路を作る工事が、

主には明治時代より始まり、

そして明治、大正と経て、昭和になって完成します。

明治42年(1909年)に本格的に工事は始まり、

大正11年(1922年)に通水し、

昭和6年(1931年)に安定稼働を開始したとのことです。

工事は当時、東洋一の大工事と呼ばれ、

多くの人材が投入され、大変だったようです。

工事に関する資料、及び信濃川の洪水の歴史、そして防水の歴史、などの資料が展示されています。

「信濃川大河津資料館」のリンクを貼ったので良かったらご覧ください。

建物は4階建てで、

4階は展望スペースとなっています。

大河津分水一帯は公園化されていまして、

「大河津分水さくら公園」と命名されています。

今は市町村合併で燕市となってしまいましたが、

旧・分水町と言えば、

桜とその桜の下で行われる「おいらん道中」で有名です。

リンクを貼りましたので、良かったご覧ください。
https://niigata-kankou.or.jp/event/1935 

大河津分水路です。
途中分かれている細い川は、

西川と言いまして、

分水から新潟市まで流れており、

昔は船運に使われたそうです。
大河津分水側の堰が可動堰、信濃川本流側の堰が洗堰という名称で、

洗堰は付け替えられています。

下の画像が、初代洗堰で、遺構として見学することができます。
初代洗堰へと行ってみました。かつての川底が見えます。
こちらは二代目洗堰の地下にある魚道観察所です。

ガラスの向こうには魚がいるのですが…
藻で汚れ過ぎて、よく見えません…
ここが魚道観察所です。階段で地下に降りていきます。
館長さんが、魚道観察所があることを、最初の受付で教えてくれたのですが、

藻で魚が全く見えないと、見学者から苦情が寄せられたと苦笑いしていました。

掃除するのも大変なのでしょうね。

洗堰の上から見た信濃川本流です。
洗堰です。
また別角度から撮影してみました。なかなかカッコいいですね。
この「大河津分水さくら公園」ですが、

ウォーキングや犬の散歩をするには、広くてとても良いスペースです。


この日もな何人かの人たちが散策していました。


あとそうそう、受付で堰カードをいただいてきました。


洗堰と可動堰の2枚です。
そうそう、これもいただいてきました。
飾りかぼちゃ、と言うんですかね?

「信濃川大河津資料館」をもって親友とは、

帰途に着きましたが、

まあたまには、自宅近くのいろいろな場所を再訪問してみるのもよいもんだなあ…

と感じました。

親友は初めてだったみたいですが、

僕はいずれの施設も再訪問で、

改めて行ってみると、

魚道観察所など新発見したり、

楽しかったです。

では!