2020年3月7日(土)、新潟・市民映画館シネ・ウインドにて、
映画『牧師といのちの崖』を観てきました。
自殺企図者を救う活動をドキュメンタリー映画。
自殺企図者をこの世に戻し、
共同生活の場や仕事を提供し、
そこで観察された、その人自身のあり様を、
率直に課題として伝え、
より落ち着いて生きるには、
そこを変えなきゃいかんだろ、と熱く語る藤藪牧師の姿が印象に残ります。
そこで変われる人もいるし、
変われず、死の世界へ再び向かってしまう人もいる、
という、最後はヘビーな終わり方でしたが、
人生はカッコよく生きる必要はない、
弱音を吐きながらも、助けを求めながも、
生きていってよい、
というメッセージが伝わってくる映画でした。
自殺自死予防対策、
年間3万人という人数を数えていた時よりも、
減少傾向にはありますが、
まだまだ多い数字。
死にたい気持ちを理解しながらも、
死なないでほしいと伝える難しさを、
改めて感じましたが、
一番重要なのは、やはりつながりなんですね。
でも、そのつながることが難しい…
いろいろと考えさせられる映画でした。
では!