新潟県長岡市三島地区をドライブすることに決めました。
三島地区は、平成の市町村合併の前は、
三島(さんとう)郡三島(みしま)町という行政地区でした。
このドライブを三島ドライブと名付けます。
最初の訪問地は、
越後三十三観音霊場巡りでも訪ねました、
根立(こんりゅう)寺です。
越後新四国八十八ヵ所霊場巡りとは、
平成近年に開創された霊場巡りです。
弘法大師信仰の篤い越後に、
いつでも気軽にお遍路できる霊場が欲しいという声に応えて開かれた、
比較的新しい霊場巡りです。
新潟県内の八十八のお寺が指定されています。
越後三十三観音霊場巡りを先日終えた僕は、
新たに挑戦しようと考え、いよいよ越後新四国八十八ヵ所霊場巡りをスタートしました。
根立寺は、三十三観音では十六番札所でしたが、新四国では65番となります。
入口には石碑が建っています。
杉林の中の石段を昇っていきます。うっそうとした、少し薄暗い参道です。
その奥に観音堂が見えてきます。石段は苔むしています。
観音堂です。中には自由に入ることができ、ゆっくりとお詣りすることができます。
根立寺観音堂の説明書きです。
寺務所です。前回来た時は、住職が不在で、
御朱印は書き置きのものが置いてありましたが、
今回は置いてなく、玄関の戸も鍵がかけられ閉まっていました。
思い切って、呼び鈴を押すと、中から住職のご家族が出てこられました。
おばあさまが御朱印を書いてくださいました。新四国用の御朱印です。
おばあさまは、浄土真宗のお寺に生まれたそうですが、
根立寺は真言宗で、お経の違いに苦労された、
というお話をお聞きしました。
また、鐘の叩き方をご教授いただきました。
音が拡がる叩き方があるとのことで、
教えていただいたのですが、
僕が叩くと、うまく音が出ませんでした。
おばあさまが叩くと良い音が響きます。
力の問題ではないようです。
そして鐘を叩いた後、お経を上げる練習をしました。
根立寺は真言宗ですが、僕は浄土真宗なので、
浄土真宗のお経の上げ方でよいと言われ、
大きな声で「南無阿弥陀仏」と唱えてきました。
おばあさまは真言宗のお経です。
おばあさまから、願うばかりではなく、努力が大切だというお話も聞いてきました。
お寺様からこんなふうに教えていただいたのは初めての経験で、
貴重な体験となりました。おばあさま、ありがとうございました。勉強になりました。
では!