今日は久しぶりの予定のない休日でしたので、映画を観に行ってきました。
観てきた映画は、「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」です。
監督は「おくりびと」で知られる、滝田洋二郎監督です。
結論から言いますと、とっても良い映画でした。
結構、泣きました。
お奨めの映画です。
人はけして一人ではなく、
一人だと思って生きていても、
過去に存在した多くの人の思いを引き継いで生まれ、生きている、
ということを改めて考えさせられる映画でした。
嵐の二宮くん演じる主人公、佐々木充と、
西島秀俊さん演じる、もう1人の主人公、山形直太郎の2つの物語が、
1つは2000年代、もう1つは第2次世界大戦前の1930年代の物語ですが、
同時進行で流れていきます。
そして、その2つの物語は、1つにまとまります。
更に、不信と孤独を生きていた佐々木充は、
最後には信頼とつながりを大切に思うようになります。
その変化のきっかけは人から与えられたものでありますが、
だんだんと自分自身で出会っていく、紡いでいく、
そのストーリー構成が見事だと思いました。
人はけして一人で生まれてきたのではなく、
過去につながる多くの人たちの思いを背負っている、
その思いに気づき、自分の命、現世とのつながりを大切にする、
そういったメッセージを僕は受け取りました。
自分の来し方、行く末を考えさせられる映画です。
謎解きふうの構成、
料理というアイテムがもつ和するというテーマ、
そういったものが上手に散りばめられています。
明日からまた頑張ろうと元気がもらえました。
では!