引き抜き問題のその後 | シンカの進化

シンカの進化

シンカが日々の生活で体験したことを書いてみたいと思います。

僕の二人の部下のうちの一人を欲しいと、

同業者から、依頼があったという話を以前しました。

その同業者の方は、秘密裡に引き抜きを行おうとしたのではなく、

きちんと上司である僕に依頼してきたのでした。

その同業者の方自身が、今年度末で定年退職を迎えるので、

その後継者として、僕の部下を迎え入れたい、

ということでした。

僕の部下はパート職員で、正職員ではなく、

家計上の問題から、正職員を希望していました。

僕の職場では、それが叶えられそうもなかったので、

その部下は、家計の安定が優先事項と考え、

その同業者のところに行くことを決めたのでした。

家計で苦労していることはわかっていたので、

僕も最初は、部下の決定に対して、感情反応してしまいましたが、

部下及び部下の家族のことを考えると、

その選択もやむを得ないと考え、

部下を応援することに決めました。

その部下は、数日前に同業者さんのところで、採用試験を受け、

無事、採用決定となりました。

ほっとしました。

自分が5年間育ててきたことが、評価されたことでもあるんだな、

と思っています。

年度途中ですが、9月1日の予定で、転職していきます。

僕はその一件を部長に報告し、

ダメ元で、

僕も40代後半、定年退職まであと10年+α、

すぐ下の部下も30代、

僕の部署が将来に向けて継続していくように、

新卒で、20代の新人正職員を入れたい、と要望してみましたら、

自身の定年を踏まえ、将来に向けての部署の継続を考えても良い時期だと、

予想もしない部長の答えをもらい、

目が点になってしまいました。

採用の方向に向けて、動いてよいし、部長も人事部の方に掛け合ってくれるとのこと。

僕はうれしくて、心の中でガッツポーズをしました。

僕の年齢を考えると、

これが最後の部下を育てる機会になるかな、と思います。

まだ、確定ではないのですが、

これから、稟議書をあげないといけないのですが、

大切な部下を失うことで、落ち込んでいた心に、一筋の光が差してきた感じで、

もうちょっと頑張ってみよう、と思いました。

そのためには、優秀な新人を見つけること、

誠実で他者の気持ちに添える人、というのが僕の第一選択基準ですが、

良い新人さんをこれから見つけられるように頑張りたいと思います。

第一部下からもらった静岡の新茶です。

静岡の実家から送られてきた新茶で、

毎年恒例の贈り物です。

では!