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【本日の市況見通し】
☆今日の株式 反落 世界景気の回復鈍化に懸念、任天堂に注目
7日の東京株式市場で日経平均株価は反落か。6日に発表となった欧米の経済指標が市場予想を下回る結果だったことから、世界の景気回復が鈍る懸念が広がっている。中国政府が企業への規制強化を発表したことも相場を下押ししそうだ。市場では日経平均の下値のメドは2万8300円程度だとする見方があった。
6日に発表となった米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数や、7月の欧州経済研究センター(ZEW)の独景気予測指数がいずれも市場予想を下回った。世界景気の成長鈍化への懸念が強まった。
6日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が下落した。半面、米長期金利が1.4%を下回り、2月下旬以来の水準に低下したことを支えに高PER(株価収益率)のハイテク銘柄は買われ、ナスダック総合株価指数は小幅に上昇して最高値を更新した。東京市場でも景気敏感株には売りが出そうだ。
中国政府が6日、中国企業の海外上場の規制を強化すると発表した。企業が保有するデータの流出を防ぐ狙いだという。中国政府はこれまでに6月に米国で上場した中国配車アプリ最大手の滴滴出行(ディディ)などについて、国家安全上の理由で審査を始めていた。ディディのほか、アリババ集団など中国企業への出資で知られるソフトバンクグループ(9984)にも影響が出る可能性がある。
7日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は下落した。9月物は前日の清算値と比べ270円安い2万8340円で終えた。
個別では任天堂(7974)への注目が集まりそうだ。6日に主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の新型機を10月に発売すると発表した。スイッチの販売状況は新型コロナウイルスの感染拡大の巣ごもり需要で好調だった半面、発売から5年目を迎えピークアウトが意識されていた。
内閣府が5月の景気動向指数を発表する。ウエルシア(3141)、イオンフ(8570)が21年3~5月期の決算を発表する。
米国では日本時間8日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(6月15~16日開催分)が公表される。
出典:日経QUICK
【前営業日主要指標6日】
NYダウ: 34,577.37ドル 前日比:-208.98(-0.60%) 高値:34,814.20ドル・安値:34,358.42ドル
NASDAQ:14,663.64 前日比:+ 24.32(+0.17%) 高値:14,687.00・安値:14,529.80
大取先物:28,340円(大取前営業日比-270円・-0.34%)・始値:28,630円・高値:28,630円(16:00)・安値 :28,240円(16:41) 値幅:390円 CME日経225先物:\-45
夜間出来枚:15,282枚(前営業日: 4,656枚)
CME日経225先物:\28,385 \-390(-1.36%) (始値:28,635・高値:28,735・安値:28,245)
日経平均前営業日終値:28,598.19円:-185.09円(-0.64%)値幅:150円
マザーズ指数先物: 1,157 - 6 (-0.52%) 値幅:21
【海外市況】
※欧州株式市場
ロンドン株式株式市場 〔ロンドン株式〕反落(6日)
・ 【ロンドン時事】6日のロンドン株式市場は反落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比64.03ポイント(0.89%)安の7100.88で終了した。
英株価指数は朝方から弱含みで推移したが、午後に入って米経済指標の弱い内容を眺めて一段安となった。他の欧州株も軟調だった。
指数構成銘柄全体の約6割が下落した。資源株と金融株の下げが目立った。
主な個別銘柄では、産銅大手アントファガスタが4.6%安、資源大手グレンコアも3.2%安となるなど、資源株が軒並み不振だった。原油価格の急変動を受け、石油大手BPは4.1%の大幅安。同ロイヤル・ダッチ・シェルもA株、B株ともにそれぞれ2%安となった。金融大手バークレイズ(3.5%安)を筆頭に銀行株も売られた。
半面、ハイテク企業に対する上場基準緩和を受け、ロンドン証券取引所グループが1.2%高と締まった。
出典:時事通信
フランクフルト株式株式市場 6日の独株式指数、4日ぶり反落 15511.38
・6日のフランクフルト株式相場は4営業日ぶりに反落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前営業日終値比150.59ポイント安の15511.38となった。他の欧州株と同様に売りが先行したあとは、低調な米経済指標を受けて下げ幅を広げた。個別ではコンチネンタル(4.25%安)やドイツ銀行(4.13%安)、ダイムラー(3.95%安)などの下げが目立った。
出典:FXi24
※米国株式市場○〔米株式〕NYダウ、5日ぶり反落=ナスダックは2日連続最高値(6日)
・【ニューヨーク時事】連休明け6日のニューヨーク株式相場は、利益確定売りや原油安などが重しとなり、5営業日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前営業日終値比208.98ドル安の3万4577.37ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は24.31ポイント高の1万4663.64で取引を終え、終値の史上最高値を2営業日連続で塗り替えた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比3億1975万株増の10億4027万株。
ダウ平均が前営業日に4日続伸し、史上最高値を更新したことを受けて、この日は利益確定のための売りに押された。
原油先物の大幅下落が重しとなり、エネルギー株が全体の下げを主導。米長期金利の低下も金融株を下押した。
中国政府が海外で上場する中国企業への管理を強化する方針を明らかにしたことを嫌気し、米市場に上場する中国企業の米国預託証券(ADR)が大幅下落。投資家のリスク回避ムードも強まった。
午前に発表された米サプライ管理協会(ISM)の6月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)は60.1と、2月以来の低水準となった。市場予想の63.5を下回り、サービス業の回復ペース鈍化が示された。また、新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の感染が世界的に広がっていることも、株価の重しとなった。
個別銘柄(暫定値)では、エクソンモービルが2.9%安、化学大手ダウが2.5%安、JPモルガン・チェースが1.6%安と、エネルギーや金融、素材株が下落を主導。中国企業も大幅安となり、滴滴出行は19.5%安、阿里巴巴集団(アリババ)が2.8%安だった。
一方、アマゾン・ドット・コムが4.7%高、オラクルが1.7%高、アップルが1.5%高、セールスフォース・ドットコムが0.8%高となるなど、ハイテク株の一角が買われた。
出典:時事通信
【予定】
〔国内〕
◆6月上中旬の貿易統計(午前8時50分、財務省)
◆6月末の外貨準備高(午前8時50分、財務省)
◆衆院厚生労働委(午前9時半)
◆政府与党政策懇談会(午前11時、官邸)
◆5月の消費活動指数(午後2時、日銀)
◆5月の景気動向指数(午後2時、内閣府)
◆5日現在の石油製品価格(午後2時、エネ庁)
◆6月の預金・貸出金速報(午後3時、全銀協)
◆決算=イオン〈8267〉
◆日産自〈7201〉の前会長カルロス・ゴーン被告が役員報酬を隠したとされる事件で、金融商品取引法違反罪に問われた元代表取締役グレッグ・ケリー被告と法人日産の公判で、日産の内田社長の証人尋問(午前10時、東京地裁)
〔海外〕時間はJST
◆5月の独鉱工業生産(午後3時、経済省)
◆エンリアECB銀行監督委員長が講演(午後4時半)
◆レッドブック米週間小売売上高(午後9時55分)
◆6月15・16日のFOMC議事要旨(8日午前3時、FRB)
◆API米週間原油在庫(8日午前5時半)
◆決算=サムスン電子(暫定値)
出典:時事通信
【主な決算発表予定】
大黒天 <日足> 「株探」多機能チャートより
7月7日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算 ○は損益増加予想 ●は損益減少予想
■引け後発表
◆本決算: 【発表前】の前期予想
<2791> 大黒天 ○ 25.2%経常増益で最高益見通し
◆第1四半期決算: 【発表前】の今期予想
<2379> ディップ ★ ○ 43.8%経常増益見通し
<3141> ウエルシア ★ ○ 3.9%経常増益で最高益見通し
<4343> イオンファン ○ 経常黒字浮上を見込む
<6312> フロイント [JQ] ● 15.9%経常減益見通し
<6555> MSコンサル ○ 経常黒字浮上を見込む
<7450> サンデー [JQ] ● 42.3%経常減益見通し
<7512> イオン北海道 ● 8.6%経常減益見通し
<8008> 4℃ホールデ ○ 15.8%経常増益見通し
<8198> MV東海 [東2] ● 20.0%経常減益見通し
<8267> イオン ★ ○ 44.1%経常増益見通し
<8287> MV西日本 [東2] ● 31.3%経常減益見通し
<8570> イオンFS ★ ○ 8.1%経常増益見通し
<9787> イオンディラ ○ 8.1%経常増益で最高益見通し
◆第2四半期決算: 【発表前】の今期予想
<2734> サーラ ● 11.6%経常減益見通し
合計15社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表予定】銘柄一覧をご覧いただけます。
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【株式・今日の材料一覧】
フェリシモ <日足> 「株探」多機能チャートより
★は本日の株価動向が特に注目されるニュース銘柄!
この他の注目ニュースは本日の「朝刊」ニュース銘柄でご確認下さい。
本日、株価の動向が注目されるのは、3-5月期(1Q)経常は38倍増益・通期計画を超過したフェリシモ <3396> 、前期経常を7期ぶり最高益に上方修正、配当も22円増額したヤマシタHD <9265> 、前期経常を41%上方修正、配当も4円増額した前沢工業 <6489> など。
【好材料】 ――――――――――――
★★フェリシモ <3396>
3-5月期(1Q)経常は38倍増益・通期計画を超過。
★★前澤工業 <6489>
前期経常を41%上方修正、配当も4円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.11%にあたる40万株(金額で3億2000万円)を上限に自社株買いを実施する。
★★ヤマシタヘルスケアホールディングス <9265>
前期経常を30%上方修正・7期ぶり最高益、配当も22円増額。
★ハニーズホールディングス <2792>
今期経常は13%増益、5円増配へ。
★ディー・ディー・エス <3782> [東証M]
汗孔と隆線を使った認証アルゴリズムに関する新たな特許を取得。
★三機サービス <6044>
前期経常を26%上方修正、配当も5円増額。
★プレシジョン・システム・サイエンス <7707> [東証M]
仏エリテック社製のCOVID-19デルタ株(インド型変異株)検出用PCR試薬を販売開始。
★岡藤日産証券ホールディングス <8705> [JQ]
子会社三京証券の全株式をジャパンインベストメントアドバイザー <7172> へ売却する。これに伴い、22年3月期に売却益約1.9億円を特別利益に計上する。
三井松島ホールディングス <1518>
子会社明光商会がタイの協力工場であるT SECUREの株式を追加取得し子会社化する。
サンエー <2659>
3-5月期(1Q)経常は33%増益で着地。
カネ美食品 <2669> [JQ]
6月売上高は前年同月比2.0%増。
日本マクドナルドホールディングス <2702> [JQ]
6月既存店売上高は前年同月比14.7%増と12ヵ月連続で前年実績を上回った。
キユーピー <2809>
今期経常を3%上方修正。
アヲハタ <2830> [東証2]
上期経常が2倍増益で着地・3-5月期も27%増益。
わらべや日洋ホールディングス <2918>
3-5月期(1Q)経常は5.7倍増益で着地。また、米国東海岸エリアへの事業進出と工場新設を決定。
サイバーセキュリティクラウド <4493> [東証M]
インフォネット <4444> [東証M]とクラウド型WAF「攻撃遮断くん」の販売取次店契約を締結。
日本ラッド <4736> [JQ]
コロナワクチン電話予約受付システム「トルテル」を東京都府中市が一括採用。
住友金属鉱山 <5713>
車載電池向け正極材の増産を決定。別子地区に新工場を建設し、播磨事業所の設備増強を行う。投資総額は470億円。
ホープ <6195> [東証M]
肥後銀行と自治体の課題解決を目的とする事例集の発行で業務提携。
ミダック <6564>
長野県の売木村とSDGsの推進に向けて包括連携協定を締結。
アルー <7043> [東証M]
ドワンゴの法人向けオンラインプログラミング研修「N Code Training」を販売開始。
ジャパンインベストメントアドバイザー <7172>
三京証券の全株式を岡藤日産証券ホールディングス <8705> [JQ]から取得し子会社化する。取得価額は11.8億円。
セルシード <7776> [JQG]
日本医療研究開発機構(AMED)が公募した補助事業である「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業」に採択。
イオンモール <8905>
3-5月期(1Q)経常は8.5倍増益で着地。
ブックオフグループホールディングス <9278>
前期経常を9%上方修正。
【悪材料】 ――――――――――――
★★シリコンスタジオ <3907> [東証M]
今期経常を一転赤字に下方修正。
★ベルク <9974>
3-5月期(1Q)経常は21%減益で着地。
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス <3222>
3-5月期(1Q)経常は65%減益で着地。
ユニフォームネクスト <3566> [東証M]
6月売上高は前年同月比15.2%減と前年割れに転じた。
中北製作所 <6496> [東証2]
前期経常を一転17%減益に下方修正。
あさくま <7678> [JQ]
6月既存店売上高は前年同月比34.4%減。
アオキスーパー <9977> [JQ]
3-5月期(1Q)経常は55%減益で着地。
※★は上昇・下落の確率を示すものではありません。7月6日大引け後の発表分の開示情報、プレスリリースなどを一部抜粋。
[2021年7月7日]
出典:株探
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