先読み作戦指令室=有機薬:新製品効果から大幅経常増益見通しに
有機合成薬品工業 <4531> に注目したい。
日本で初めて開発に成功したグリシンなどアミノ酸技術を含め独自技術をベースに食品、医薬品、工業製品の3分野を中心に製品を供給、医薬品・化成品などの受託製造でも展開。
22年3月期単体の経常利益は3億3000万円(前期比87.0%増)、純利益は1億8000万円(同37.6%減)の見通し。純減益見通しとなっているのは、前期に計上した水害に伴う受取保険金の特別利益がはく離するためと見られる。経常増益見通しとなっているのは「これまで取り組んできた新製品開発が奏功し、アミノ酸関係、医薬品関係の販売が伸びるものと予想」(前期決算短信)されることなど。
期末配当は3円(前期末3円)の計画。
株価は5月13日に283円まで押してから底入れ反転。週足、月足が三角もちあい形成と煮詰まり感が出てきており、週足、月足も上放れのタイミングをつかみそうだ。PBRは0.6倍台と割安感も。
前日8日にエーザイ <4523> が大量の買物を集めてストップ高をするなど、バイオ関連に流れがきていることも追い風。
22年4月から東証1部、2部、ジャスダック、マザーズがプライム、スタンダード、グロースに再編成される予定だが、プライムの「流通株式時価総額」は100億円以上、1部上場の同社の前日引け値の「流通株式時価総額」より高い「全時価総額」は60億円台であり、株高意向もありそうだ。
◎注目株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
出典:モーニングスター社
----------------------------------------------------------------------------
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
連絡先:sioinvestment@yahoo.co.jp