(18日終値)
ドル・円相場:1ドル=108.90円(前営業日比▲0.31円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=133.10円(△0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2222ドル(△0.0070ドル)
ダウ工業株30種平均:34060.66ドル(▲267.13ドル)
ナスダック総合株価指数:13303.64(▲75.41)
10年物米国債利回り:1.64%(▲0.01%)
WTI原油先物6月限:1バレル=65.49ドル(▲0.78ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=1868.0ドル(△0.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
4月米住宅着工件数 156.9万件 173.3万件・改
建設許可件数 176.0万件 175.5万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは4日続伸。対ポンド中心にドル安が進んだ流れに沿ってユーロ買い・ドル売りが先行。4月米住宅着工件数などの米経済指標が予想より弱い結果となったこともドル売りを促し、一時1.2234ドルと2月25日以来の高値を付けた。市場では「欧州では新型コロナウイルス対策の制限緩和が続いており、経済正常化を期待したユーロ買いが入った」との声が聞かれた。
2月25日の高値1.2243ドルがレジスタンスとして意識されると、いったんは伸び悩む場面もあったが、下押しは1.2199ドル付近にとどまった。
・ドル円は4日続落。ポンドやユーロなどに対してドル安が進むと、円に対してもドル売りが先行。予想を下回る米住宅指標も相場の重しとなり、21時30分過ぎに一時108.84円と日通し安値を付けた。
そのあとは108円台後半での狭いレンジ取引に終始した。市場では「明日公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月27日-28日分)に注目が集まっており、様子見ムードが強まった」との指摘があった。
・ユーロ円は反発。5時前に一時133.19円と2018年9月以来約2年8カ月ぶりの高値を付けた。
・産油国通貨は軟調だった。WTI原油先物価格が一時3%超下落したことを背景に産油国通貨に売りが集まった。メキシコペソは対ドルで一時19.8690ペソ、対円で5.48円までペソ安に振れたほか、カナダドルは対米ドルで一時1.2081カナダドル、対円で90.19円まで値を下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。4月米住宅着工件数/建設許可件数が予想を下回ったことが嫌気されて売りが優勢となった。アップルやマイクロソフトなど主力ハイテク株への売りが続いたことも相場の重しとなった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。予想を下回る米住宅指標や米国株相場の失速を受けて、相対的に安全資産とされる米国債が買われた。
・原油先物相場は3日ぶりに反落。ワクチン接種の進展や経済活動正常化に伴う景気回復期待や、為替相場でのドル安・ユーロ高などを手がかりに買いが先行したが、「イランの核合意交渉で進展があった」との一部報道を受けて需給緩和への思惑から6月限は一時64.14ドルまで急落した。ただ、その後はロシアのウリヤノフ在ウィーン国際機関常駐代表が「最終合意にはまだ時間がかかる」との見解を示したことを受けて買い戻しが入り、下げ幅を縮小して取引を終えた。
・金先物相場は小幅ながら4日続伸。為替相場でドル安・ユーロ高が進み、ドル建ての金に割安感が生じ、買いが入り、6月限は一時1875.9ドルまで上昇した。ただ、約4カ月ぶりの高い水準まで上昇したことで利食い売りも入り、前日比小幅高で取引を終えた。
(中村)
出典:FXi24
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