19日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。15時時点では108.89円と12時時点(108.99円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。日銀は本日まで開催していた金融政策決定会合で、長期金利の変動許容幅を従来の±0.20%から±0.25%へ拡大すること、ETF買い入れで原則6兆円の目標を削除すること、機動的に長短金利の引き下げを行うため短期政策金利に連動する「貸出促進付利制度」を創設することなどを決定した。総じて前日に報道されていた通りの内容だったが、公表直後には一時109.13円まで上昇する場面も見られた。もっとも、その後は日経平均株価の下落につれて108.83円まで押し戻されるなど、上値の重さが目立った。
なお、日経平均株価は一時600円近く下落。日銀がETFの買い入れ対象を東証株価指数(TOPIX)連動型のみとし、日経平均株価連動型を外したことが材料視された。
ユーロ円も上値が重い。15時時点では129.77円と12時時点(129.79円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。日銀の結果公表直後に130.00円まで上昇したが、その後は129.69円まで押し戻された。総じてドル円や日経平均につれた動きとなった。
ユーロドルは強含み。15時時点では1.1918ドルと12時時点(1.1908ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが低下に転じたことをながめ、1.1920ドル付近まで買い戻された。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:108.83円 - 109.13円
ユーロドル:1.1902ドル - 1.1921ドル
ユーロ円:129.69円 - 130.00円
(岩間)
出典:FXi24
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