2021/2/24 17:46
あす25日の東京株式市場は、調整含みの展開か。日経平均株価は16日にバブル崩壊後の高値を更新し、3万467円(高値3万714円)まで浮上したが、その後は上値が重くなった。直近まで3万円をキープしていたことで、押し目買い意欲の強さを指摘する声は多かったが、24日にあっさりと大台を割り込んだ。しかも安値引けとなったことで、短期的に投資家心理に変化が生じる可能性がある。短期間で急ピッチな上昇を演じたことで、反動安局面を迎えたとの見方が出ている。ちなみに、同指数は昨年10月末安値2万2948円から7500円超、今年1月29日安値2万7663円からは2800円超上昇していた。
市場では「自律調整があって然るべき」(準大手証券)、「3月限SQ(特別清算指数)算出日に向けて調整が続く可能性がある」(銀行系証券)などの見方が聞かれた。米追加経済対策や、新型コロナワクチン接種による景気回復への期待は根強いものの、織り込みが進んでいることで、新規の材料が出ないと買い上がりにくいとの読みもある。
24日の日経平均株価は大幅反落し、2万9671円(前営業日比484円安)と安値引け。3万円割れは2月12日(終値2万9520円)以来7営業日ぶり。朝方は、23日の米国株式市場でナスダック総合指数が続落した流れを受け、ハイテク株中心に利益確定売りが先行した。時間外取引の米株価指数先物が値を下げ、中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などのアジア株安も重しとなり、株価指数先物売りを交えて後場一段安となった。
出典:モーニングスター社
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