24日の東京外国為替市場でポンドは一時急伸。目立ったレジスタンスが見当たらないなかでまとまった買いが持ち込まれた。市場では「ストップハントの買いが観測された」との声も聞かれるなかで、対ドルで1.4237ドル、対円で150.08円とそれぞれ2018年4月と同年5月以来の高値を付けた。ただ、急ピッチで上げた反動から一巡後は1.41ドル台半ば、149円台半ばまで失速している。
また、NZドルは一転上昇。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が金融政策の現状維持を発表し、声明では長期的な金融緩和が依然として必要であるとの見解が示されると対ドルで0.7315米ドル、対円で77.08円まで下落した。ただ、懸念されていた通貨高に関する見解は前回から表現を変えなかったため、すぐに反発。それぞれ0.7384米ドル、77.83円まで買い上げられた。なお、オアRBNZ総裁は記者会見で「中銀は必要ならばさらなる刺激策を講じることにコミット」「政策金利の引き下げは可能」と発言した。
ドル円は底堅い。12時時点では105.49円とニューヨーク市場の終値(105.25円)と比べて24銭程度のドル高水準だった。クロス円の上昇につれたほか、一巡後も対ポンドでのドル下げ渋りなどを支えに値持ちはよく、一時105.50円まで値を上げた。
ユーロ円は堅調。12時時点では128.24円とニューヨーク市場の終値(127.88円)と比べて36銭程度のユーロ高水準だった。対オセアニア通貨を中心に円売り地合いが継続したため、一時128.24円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは12時時点では1.2155ドルとニューヨーク市場の終値(1.2150ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。ポンドの上昇につれて1.2166ドルまで上昇したものの、その後のポンド伸び悩みで上値は限られた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:105.19円 - 105.50円
ユーロドル:1.2143ドル - 1.2166ドル
ユーロ円:127.77円 - 128.24円
(越後)
出典:FXi24
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