先読み作戦指令室=ケミプロ化成:第3四半期に通期利益計画をクリア、業績上ブレ期待
ケミプロ化成<4960.T>に注目したい。
世界トップのべンゾトリアゾール系紫外線吸収剤や酸化防止剤、製紙用薬剤、防錆剤など化学品事業を主力に、化学品の受託合成や、シロアリ防除剤などホーム産業事業でも展開、次世代の収益源として有機ELなど有機電子材料を育成中。世界的な化学メーカーである独BASFの日本法人が大手顧客。
20年10月にアップルが有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルを採用したスマートフォン「iPhone12」を発売、有機ELがいよいよ成長加速場面を迎えてきたことも注目点。
21年3月期単体の経常利益は1億円(前期比38.2%減)、純利益は5000万円(同44.9%減)と減益見通しを出しているが、第3四半期累計(20年4月-12月)は受託製造製品などの積極的な取り組みや経費削減効果から、それぞれ1億4100万円(前年同期比0.7%増)、1億3600万円(前年同期比97.4%増)と増益を達成するとともに、すでに通期利益計画を超過する高い業績進ちょく率を見せており、通期業績上ブレの期待も高まりそう。
期末配当は2円(前期末3.5円)の計画。
株価は1月21日に212円まで押してから底入れしたが、ここ日足、週足、月足が三角もちあい形成、煮詰まり感が出てきた。PBRは0.8倍台と割高感もない。
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出典:モーニングスター社
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