テックポイント・インク(=テックP)<6697.T>は業績好調。20年12月期の好決算に続いて、今期も大幅な増収増益の見通しだ。
前期の連結決算(IFRS)は売上高35億5409万円(前々期比7.2%増)、営業利益3億8274万円(同54.4%増)だった。従来予想は売上高33億4543万円、営業利益2億6620万円で、利益面が大きく上回って着地した。
同社は監視カメラをはじめ車載カメラなどを対象とした半導体開発のファブレス(工場を持たない)メーカー。新型コロナウイルスの影響で監視カメラ向け半導体は減少したものの、アフター市場のドライブレコーダー、リアカメラの需要が好調で車載カメラ向け半導体について新規採用案件の量産移行が予想を上回り、大幅な増加となった。
21年12月期の業績予想は売上高47億5624万円(前期比33.8%増)、営業利益7億4251万円(同94.0%増)を見込んでいる。車載カメラ向け半導体は受注済み案件が量産に移行し、監視カメラ向け半導体はイメージシグナルプロセッサー製品のシェアが拡大する見通しという。
株価は15日にストップ高した。好業績を背景に今後も高値圏で堅調な展開が期待できそうだ。
出典:モーニングスター社
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