(24日終値)
ドル・円相場:1ドル=105.98円(前営業日比△0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=124.92円(△0.11円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1788ドル(▲0.0009ドル)
ダウ工業株30種平均:28308.46ドル(△378.13ドル)
ナスダック総合株価指数:11379.72(△67.92)
10年物米国債利回り:0.65%(△0.02%)
WTI原油先物10月限:1バレル=42.62ドル(△0.28ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1939.2ドル(▲7.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は上昇。欧州市場で全般ドル売りが進んだ流れに沿って一時105.70円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値105.69円を下抜けることは出来なかった。米10年債利回りが一時0.6558%前後まで上昇すると円売り・ドル買いが優勢となり、5時前に一時106.00円と日通し高値を更新した。米株式市場でダウ平均が半年ぶり高値を更新し、S&P500種とナスダック総合が連日で史上最高値を更新したこともドルの支援材料。
もっとも、ドル円の上昇スピードは緩やかだった。「オンライン形式で開かれる米ジャクソンホール経済シンポジウムを週後半に控えて、様子見ムードが強まっている」との声が聞かれる中、前週末の高値106.07円や一目均衡表転換線が位置する106.08円がレジスタンスとして意識された面があった。
・ポンドドルは頭が重かった。週明けの欧州勢がドル売りで参入したことで、21時過ぎに一時1.3149ドルと日通し高値を付けたものの、英国が欧州連合(EU)と自由貿易協定(FTA)を締結できないまま、EU離脱の移行期限である年末を迎えるリスクが意識されると一転下落した。全般ドル買い戻しが強まった影響も受けて、4時過ぎに一時1.3054ドルと日通し安値を更新した。
・ユーロドルは続落。欧州時間に全般ドル売りが進んだ流れを引き継いでNY市場でもドル売りが先行。21時過ぎに一時1.1850ドルと日通し高値を付けた。ただ、米長期金利が上昇に転じ、上昇幅を広げると全般ドル買い戻しが強まりアジア時間の安値1.1785ドルを下抜けて一時1.1784ドルまで値を下げた。
・ユーロ円は7日ぶりに反発したものの、上値は重かった。欧米株価の上昇に伴う円売り・ユーロ買いが先行し22時前に一時125.34円と日通し高値を付けたものの、ユーロドルの失速につれた売りが出ると124.91円付近まで上値を切り下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、2月21日以来約半年ぶりの高値となった。米食品医薬品局(FDA)が新たな新型コロナの治療法を特別に認可したほか、「米政権は英製薬アストラゼネカなどが開発中のワクチンの緊急使用許可を検討している」と伝わると、コロナの感染拡大が早期に落ち着き、経済活動の再開が進むとの期待から買いが優勢となった。アップルが連日で上場来高値を更新し、相場上昇をけん引した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日続伸し、史上最高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。新型コロナの新たな治療法やワクチンへの期待感から米国株が堅調に推移すると、安全資産とされる米国債に売りが出た。
・原油先物相場は反発。米南部のメキシコ湾沿岸部に2つの熱帯低気圧が接近し、発達規模次第では製油所への被害や石油製品精製の遅れが懸念された。エネルギーの先物市場は全般買いが先行し、ガソリン先物などは前週末比で約7%高まで上げ幅を拡大した。原油先物も一時42.89ドルまで上昇後、42ドル台半ばで下げ渋った。もっとも、熱帯低気圧の1つが勢力を緩めたと伝わると、引け後には上値を切り下げている。
・金先物相場は下落。為替市場でドルがユーロなどに対して弱含むと、割安感がでたドル建ての金先物は1970ドル台まで買いが先行。もっとも、堅調なままの米株市場は安全資産とされる金にとっては重しとなり、為替のドル買い戻しにも引きずられて、前週末比マイナス圏まで売り押された。
(中村)
出典:FXi24
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