当記事は、新着があり次第順次加筆・差し替えし、UPDATEしてきました。【今週の市況見通し】のUPをもって最終版になります。
【今週の市況見通し】
☆今週の株式 方向感に欠ける展開か ジャクソンホール会議などに注目 今週(24~28日)の日経平均株価は方向感に欠ける展開か。2020年4~6月期の決算発表がほぼ終わり個別の物色材料に乏しく、動きが出にくい。米国株が堅調な動きを続けている点は下支え要因だが、2万3000円を超えると利益確定を目的とした売りが出て上値を抑える。新型コロナウイルス感染拡大による急落前の水準(2万3386円、2月21日)を超えるには力不足のようだ。日経平均は2万2600~2万3200円の範囲での値動きを予想する声があった。 前週の日経平均は369円(1.58%)下落した。日本の20年4~6月の実質国内総生産(GDP)速報値が戦後最大の落ち込みを記録し景気回復のペースに不透明感が強まったことや、米中対立の激化を警戒し利益確定売りが出た。 今週は27~28日に米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)が開催される。講演する米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が金融政策に言及する可能性は低いとみられるが「講演でハト派的な政策を強めるとの思惑が強まれば、株式市場には好材料」(国内証券ストラテジスト)となる。 米中の対立は引き続き要警戒だ。24日から共和党の党大会が開催され、27日には現職のトランプ氏が米大統領候補の指名受諾演説を行う予定。トランプ大統領は足元で華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置強化、中国企業への制裁検討、米中閣僚級協議の延期など中国との対立姿勢を緩めていない。大統領選では民主党候補のバイデン氏有利と伝えられるだけに、挽回に向け一段と強硬策を打ち出すことはあり得る。 企業決算では、25日に顧客情報管理(CRM)大手の米セールスフォース・ドットコムが決算を発表する。クラウド企業としても有名で成長期待は強く、今後の設備投資について強気の発言が出れば半導体関連株などに波及しそうだ。国内では26日にリクルート、27日に凸版が決算を発表する予定だ。 経済指標では、海外で25日に8月の独Ifo企業景況感指数、8月の米消費者信頼感指数、26日に7月の米耐久財受注額、27日に4~6月期の米実質GDP改定値が発表される。
【前営業日主要指標21日】
NYダウ: 27,930.33ドル 前日比:+190.60(+0.69%) 高値:27,959.48ドル(15:01)・安値:27,686.78ドル(09:30)
NASDAQ:11,131.80 前日比:+ 46.85(+0.42%) 高値:11,326.22・安値:11,245.44
大取先物:22,900円(大取前営業日比:0円)(0.00%)・始値:22,840円・高値:22,900円(18:49)・安値 :22,700円(21:10) 値幅:200円 CME日経225先物比:\+10
夜間出来19,690枚(前営業日:13,869枚)
CME日経225先物:\22,890 \-80(-0.35%) (始値:23,000・高値:23,125・安値:22,700)だった。
日経平均前営業日終値:22,920.30円+ 39.68円(+0.17%)値幅:225円 ないとこ引け(安値)
マザーズ指数先物:1,128(+ 3 +0.27%)・始値: 1,123・高値:1,128(05:24)・安値:1,104(21:11) 値幅:24 08/22 05:30
1,125(+26 +2.37%)・始値: 1,101・高値:1,128(13:17)・安値:1,095(17:34) 値幅:33 08/21 15:15
1,114(+15 +1.36%)・始値: 1,101・高値:1,116(09:06)・安値:1,095(17:34) 値幅:21 08/21 11:30
1,107(+ 8 +0.79%)・始値: 1,101・高値:1,110(00:39)・安値:1,095(17:34) 値幅:15 08/21 05:30
1,099(-27 -2.40%)・始値: 1,125・高値:1,129(16:53)・安値:1,085(12:54) 値幅:44 08/20 15:15
1,100(-26 -2.31%)・始値: 1,082・高値:1,129(16:53)・安値:1,097(10:37) 値幅:32 08/20 11:30
1,126(+40 +3.68%)・始値: 1,082・高値:1,126(15:15)・安値:1,082(16:30) 値幅:44 08/20 05:30
1,126(+40 +3.68%)・始値: 1,082・高値:1,126(15:15)・安値:1,082(16:30) 値幅:44 08/19 15:15 ないとこ引け(高値)
1,110(+24 +2.21%)・始値: 1,082・高値:1,111(10:11)・安値:1,082(16:30) 値幅:29 08/19 11:30
1,091(+ 5 +0.46%)・始値: 1,082・高値:1,107(19:18)・安値:1,082(16:30) 値幅:25 08/19 05:30
1,086(+41 +3.92%)・始値: 1,043・高値:1,088(14:40)・安値:1,043(16:30) 値幅:45 08/18 15:15
1,067(+22 +2.11%)・始値: 1,043・高値:1,073(09:54)・安値:1,043(16:30) 値幅:30 08/18 11:30
1,046(+ 1 +0.10%)・始値: 1,043・高値:1,050(18:15)・安値:1,043(16:30) 値幅: 7 08/18 05:30
1,045(+ 6 +0.58%)・始値: 1,036・高値:1,047(14:21)・安値:1,027(17:25) 値幅:20 08/17 15:15
1,037(- 2 -0.19%)・始値: 1,036・高値:1,041(09:30)・安値:1,027(17:25) 値幅:14 08/17 11:30
1,035(- 4 -0.38%)・始値: 1,036・高値:1,036(16:30)・安値:1,027(17:25) 値幅: 9 08/15 05:30
1,039(+28 +2.72%)・始値: 1,010・高値:1,039(15:08)・安値:1,003(17:31) 値幅:36 08/14 15:15 高値引け
1,029(+18 +1.78%)・始値: 1,010・高値:1,033(10:51)・安値:1,003(17:31) 値幅:30 08/14 11:30
1,010(- 1 -0.10%)・始値: 1,010・高値:1,014(00:16)・安値:1,003(17:31) 値幅:27 08/14 05:30
1,011(+21 +2.12%)・始値: 993・高値:1,017(12:54)・安値: 990(17:56) 値幅:27 08/13 15:15
1,014(+24 +2.42%)・始値: 993・高値:1,014(11:01)・安値: 990(17:56) 値幅:24 08/13 11:30
1,010(+20 +2.02%)・始値: 993・高値:1,010(00:05)・安値: 990(17:56) 値幅:20 08/13 05:30
【海外市況】
※欧州株式市場
ロンドン株式株式市場 小幅続落(21日)
・【ロンドン時事】週末21日のロンドン株式相場は、英国と欧州連合(EU)の貿易交渉をめぐる懸念などを背景に、小幅ながら続落した。医療株やエネルギー株が下げを主導。FT100種平均株価指数は前日比11.45ポイント(0.19%)安の6001.89で終了した。消費関連株などは買われ、値下がり銘柄は約半数にとどまった。
英国とEUの自由貿易協定(FTA)締結交渉はこの日、第7回会合が進展なく終了。目標となっている来月中の妥結は雲行きが怪しくなってきた。
一方、英CMCマーケッツのデービッド・マッデン氏は「英国の製造業・サービス業PMIは前月比で上昇し、市場予想も上回ったが、FT指数は(欧州)大陸側(の弱いPMI)に引きずられてしまった。ロンドン市場では原油株、金融株、住宅株などがおおむねマイナスだ。一方、英政府がポルトガルを安全な旅行先のリストに加えたことで航空株は(売り)一服となった」と指摘した。
個別銘柄では、医療機器大手スミス・アンド・ネフューが2.4%安。アイルランドの複合企業DCCと英民放大手ITVは各1.9%安。スイス飲料大手コカ・コーラ・ヘレニック・ボトリング・カンパニーは1.8%安。
製薬会社ヒクマ・ファーマシューティカルズは1.5%安。英銀大手スタンダード・チャータードと英資産運用大手スタンダード・ライフ・アバディーンはそれぞれ1.4%安。
英製薬大手アストラゼネカ、英包装資材DSスミス、英通信大手BTはいずれも1.3%安だった。
一方、英ホテル大手インターコンチネンタルホテルズグループは6.2%高、賭け屋大手GVCホールディングスは5.1%高、英給食サービス大手コンパス・グループは3.0%高、外食・ホテル大手ウィットブレッドは2.8%高と好調だった。
出典:時事通信
フランクフルト株式株式市場 21日の独株式指数、続落 12764.80
・21日のフランクフルト株式相場は続落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前営業日終値比65.20ポイント安の12764.80となった。8月のユーロ圏諸国のPMI速報値が低調な結果となったことを受けて、欧州景気の先行きに警戒感が強まり売りが優勢となった。ただ、良好な米経済指標を受けて米国株が上昇すると、独株にも買いが波及し下げ幅を縮めた。
出典:FXi24
※米国株式市場
・【ニューヨーク時事】週末21日のニューヨーク株式相場は、IT株がけん引し、続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比190.60ドル高の2万7930.33ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は46.85ポイント高の1万1311.80で取引を終え、終値での史上最高値を2日連続で更新した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億2639万株増の8億7423万株。
相場は良好な米経済指標を好感して序盤に上昇に転じた後、アップルなど成長期待が高いIT株に買いが集まり、じりじりと上げ幅を拡大した。
午前にIHSマークイットが発表した8月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は市場予想を上回り、2019年1月以来の高水準となった。また、サービス業PMIも予想を上回り、19年3月以来の高水準だった。新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していた経済活動再開の動きで、指数が押し上げられた。
また、米不動産業者協会(NAR)発表の7月の中古住宅販売件数は前月比24.7%増と、集計を始めた1968年以来で最大の伸びとなった。
アップルは新型コロナに伴う巣ごもり需要を追い風に、19日に米企業で初めて時価総額が一時2兆ドル(約210兆円)を突破。株式分割の期日を24日に控えていることもあり、引き続き買いを集めた。
個別銘柄(暫定値)では、アップルが5.2%高、エヌビディアが4.5%高と、IT株が全体をけん引した。この他、ディアが4.4%高、テスラが2.4%高、ナイキが1.6%高。一方、エクソンモービルが0.7%安、化学大手ダウが0.2%安など、エネルギー、素材株が売られた。通信株も安く、ネットフリックスは1.1%安だった。
出典:時事通信
【予定】
〔国内〕
◆国庫短期証券(6カ月)入札(午前10時20分、結果は午後0時半、財務省)
◆20日現在の日銀営業毎旬報告(午前10時)
◆20日現在の日銀保有国債銘柄別残高▽国庫短期証券銘柄別買い入れ額(午後5時)
◆安倍首相が連続在職日数で佐藤栄作元首相を抜いて歴代1位に
〔海外〕時間はJST
◆4〜6月期のNZ小売売上高(午前7時45分、統計局)
◆7月のシカゴ連銀全米活動指数(午後9時半)
◆米共和党大会(27日まで、ノースカロライナ州シャーロット)
◆茂木外相がミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問と会談(ネピドー)
出典:時事通信
【主な決算発表予定】
ASTI <日足> 「株探」多機能チャートより
8月24日の決算発表銘柄(予定) ○は損益増加予想 ●は損益減少予想
■引け後発表
◆第1四半期決算: 【発表前】の今期予想
<6899> ASTI [東2] 通期予想は非開示
合計1社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表予定】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース
出典:株探無料HPで、各種指標・TOPニュース・人気テーマ・人気ニュースなどが見れて便利です。
※8/20ストップ高銘柄・ストップ安銘柄 気配含まず・一時含む
きょうのストップ高銘柄=21日―12銘柄(気配含まず)
メディア5<3824.FU>
T&S<4055.T>
クリエアナブ<4336.T>
コマースワン<4496.T>
不二硝<5212.T>
Jエンジン<6016.T>
GMOテック<6026.T>
リファインV<6531.T>
ツナグGHD<6551.T>
エブレン<6599.T>
オーウエル<7670.T>
藤久<9966.T>
きょうのストップ安銘柄=21日―0銘柄(気配含まず)
該当なし
2020/8/21 16:54
▽ポバール興業<4247.T>、9月30日を基準日として1株を2株に分割
▽Fロジック<6037.T>、20年7月期の単体営業利益は前期比0.6%減の8億6000万円(従来予想は8億600万円)、自己株式の取得を決議
▽ダイセル<4202.T>、1300万株(消却前発行済み株式総数に対する割合4.11%)の自己株式を消却
▽トーメンデバ<2737.T>、株主優待制度を拡充
▽東海理化<6995.T>、28億2000万円の特別利益を計上、21年3月期の純損益は5億円の赤字(従来予想は30億円の赤字、前期は150億6700万円の黒字)に
▽シーボン<4926.T>、21年3月期の連結営業損益は16億800万円の赤字(前期実績は3億1800万円の赤字)を予想
▽AVANTI<8904.T>、20年8月期の連結業績予想を下方修正、営業利益は前期比43.5%減の8億4400万円
▽アイエスビー<9702.T>、新株式発行と株式売出しを発表
▽マルマエ<6264.T>、中期計画を下方修正、7月の月次受注を発表
▽平和<6412.T>、業績予想を公表、株主優待制度を変更
▽VTHD<7593.T>、21年3月期第2四半期(4-9月)の連結業績予想を増額、営業利益は前年同期比71.5%減の12億円(従来予想は4億円)
▽業績予想を公表=東テク<9960.T>、アサンテ<6073.T>、エノモト<6928.T>、ヤマトインタ<8127.T>
▽主な月次発表=ミスミG<9962.T>
*午後4時30分時点
【株式・今日の材料一覧】
ファストロジ <日足> 「株探」多機能チャートより
★は本日の株価動向が特に注目されるニュース銘柄!
この他の注目ニュースは本日の「朝刊」ニュース銘柄でご確認下さい。
本日、株価の動向が注目されるのは、今期配当を4円増額修正、23年6月期に営業利益21.5億円を目指す中期経営計画を発表したシード平和 <1739> [JQG]、前期業績の上方修正と自社株買いの実施を発表したファストロジ <6037> 、上期経常を10倍上方修正したVTHD <7593> など。
【好材料】 ――――――――――――
★★シード平和 <1739> [JQG]
今期配当を4円増額修正。また、23年6月期に営業利益21.5億円(20年6月期実績は15.8億円)を目指す中期経営計画を策定。
★★イメージ ワン <2667> [JQ]
ダナフォームが開発した新型コロナウイルスPCR検出試薬を販売開始。
★★ファーストロジック <6037>
前期経常を7%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.75%にあたる20万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。
★★VTホールディングス <7593>
上期経常を10倍上方修正。
★★ASIAN STAR <8946> [JQ]
資本提携先である中国・徳威企業傘下の3社(徳威不動産グループ)の出資持ち分を取得し子会社化する。
★ダイセル <4202>
発行済み株式数の4.11%にあたる1300万株の自社株を消却する。消却予定日は9月14日。
トーメンデバイス <2737>
株主優待制度を拡充。100株以上500株未満保有株主にも選択制を適用し、クオカードなどが優待品目に加わる。また、500株以上保有株主の優待品についても一部実施内容を変更する。
ユーグレナ <2931>
微細藻類ユーグレナの特有成分パラミロンが慢性腎障害を改善することを示唆する研究結果を確認。
Cominix <3173>
切削工具商社の東新商会の株式を取得し子会社化。
テリロジー <3356> [JQ]
多言語映像通訳サービス「みえる通訳」を深谷市役所が導入。
ブイキューブ <3681>
京成船橋駅、日暮里駅、京成幕張本郷駅の3駅に個室型スマートワークブース「テレキューブ」を設置。
ポバール興業 <4247> [名証2]
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
日本興業 <5279> [JQ]
新茨中のコンクリート二次製品製造・販売事業を譲受する。
アドベンチャー <6030> [東証M]
航空券予約販売サイト「skyticket」の国内ツアー予約で自社造成商品の販売を開始し、GoToトラベルキャンペーンの支援対象が旅行代金全額まで拡大。
自律制御システム研究所 <6232> [東証M]
長野県豪雨の被害状況調査にドローンを活用。
東海理化電機製作所 <6995>
上期最終を赤字縮小に上方修正、通期も増額。
ゴールドクレスト <8871>
川崎市に仕掛販売用不動産を82億円で売却。
アイネット <9600>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.5%にあたる8万株(金額で1億1864万円)を上限に、8月24日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
【悪材料】 ――――――――――――
★★システムインテグレータ <3826>
今期経常を一転24%減益に下方修正、配当も3円減額。
★★平和 <6412>
非開示だった今期経常は73%減益、未定だった上期配当は40円実施。
★★アイ・エス・ビー <9702>
47万9000株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限7万1000株の第三者割当増資を実施する。発行価格は9月1日から4日までのいずれかの日に決定。
★リソー教育 <4714>
上期配当を無配に修正。
シーボン <4926>
非開示だった今期最終は赤字拡大へ。
アサンテ <6073>
非開示だった今期経常は42%減益、未定だった配当は60円実施。
エノモト <6928>
非開示だった今期経常は35%減益、未定だった配当は5円減配。
ヤマトインターナショナル <8127>
非開示だった今期最終は赤字転落へ。
AVANTIA <8904>
今期経常を一転39%減益に下方修正。
東テク <9960>
非開示だった今期経常は24%減益、未定だった配当は80円実施。
ミスミグループ本社 <9962>
7月売上高は前年同月比11.8%減。
※★は上昇・下落の確率を示すものではありません。8月21日大引け後の発表分の開示情報、プレスリリースなどを一部抜粋。
[2020年8月24日]
☆今日の株式 一進一退、材料難で前週終値はさんだ動きか 24日の東京株式市場で日経平均株価は一進一退の展開か。前週末の米国株は主要3指数がそろって上昇しており株価の支えとなる一方、米中の対立激化に対する投資家の警戒感が上値を抑えるとみられる。場中は目立った取引材料に乏しく、前週末終値の2万2920円を挟み、狭いレンジでの動きが続きそうだ。 前週末21日の米株式市場で米ダウ工業株30種平均は続伸し、前日比190ドル(0.7%)高の2万7930ドルで終えた。ナスダック総合株価指数、S&P500種株価指数はともに過去最高値を更新した。アップルが連日で上場来高値を更新しているように米ハイテク株は堅調で、日本でも半導体関連や電子部品などの株価を下支えしそうだ。 半面、米中対立や国内外の新型コロナウイルスの感染拡大が引き続き相場の重荷となる。野村証券の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは「新型コロナと米中対立による世界景気の不透明感は払拭されず、結果として世界の景気敏感株とされる日本株の上値を重くしている」とみる。 日本時間22日早朝の大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物9月物は前日の清算値と変わらずの2万2900円で終えた。市場からは「先物も動いておらず、きょうの日経平均は上下100円程度の値動きにとどまりそう」(国内証券の投資情報担当者)との見方があった。 個別ではトヨタに注目だ。22日付の日本経済新聞朝刊は「9月の国内生産台数が、新型コロナの感染拡大前に策定した計画を約1%上回る見通しだと明らかにした」と報じた。旺盛な中国需要や世界需要の底入れ感を受け新型コロナ拡大前の計画を初めて上回るという。関連銘柄を含めてプラス材料となりそうだ。 米共和党が24~27日の日程で全国大会を開き、トランプ大統領とペンス副大統領を正副大統領候補に指名する予定。
出典:日経QUICK
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