フマキラー<4998.T>が急落。７日引け後の決算発表で、２１年３月期上期（２０年４－９月）および通期の連結営業利益に増益を見込んだが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前週末比１８９円安の１７７０円まで値を下げている。
２１年３月期第１四半期（２０年４－６月）は、売上高１５５億８１００万円（前年同期比１６．８％増）、営業利益１９億４８００万円（同４．５倍）。新型コロナウイルス感染症の影響により、在宅勤務や外出の自粛要請などで自宅での生活時間が長くなり、身近な日用品の需要が高まる中、主力の「殺虫剤」が売上高を１１７億８６００万円（同１０．１％増）に伸ばして全体をけん引。「家庭用品」も新型コロナ対策としてアルコール除菌剤の需要が急拡大し、売上高８億７４００万円（同４．４倍）と好調に推移した。これを踏まえ会社側は、これまで未定としていた業績予想について、２１年３月期上期は売上高２５６億円（前年同期比１１．７％増）、営業利益２２億７０００万円（同６．２倍）、通期は売上高４４５億円（前期比強含みの横ばい）、営業利益２２億円（同２３．２％増）としている。
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