(22日終値:23日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=107.20円(22日15時時点比△0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=124.03円(△0.75円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1568ドル(△0.0029ドル)
FTSE100種総合株価指数:6207.10(前営業日比▲62.63)
ドイツ株式指数(DAX):13104.25(▲67.58)
10年物英国債利回り:0.120%(▲0.016%)
10年物独国債利回り:▲0.490%(▲0.030%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。米政府が知的財産権保護を理由に在ヒューストン中国総領事館の閉鎖を要求したことを受けて、中国外務省は米国の措置を強く非難し、対抗措置を講じる可能性を示唆。米中関係の悪化懸念からリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全通貨とされるドルを買い戻す動きが先行した。18時前に一時1.1507ドルと日通し安値を更新した。
ただ、新型コロナウイルスのワクチン早期実用化への期待から、小安く始まった米国株が持ち直すと投資家のリスク回避姿勢が後退し、再びドル売りが優勢となった。市場では「欧州の復興基金創設でユーロ圏景気が回復するとの期待が強まり、ユーロが買われやすい地合いだ」との声も聞かれ、一時1.1601ドルと2018年10月以来約1年9カ月ぶりの高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時94.83と3月9日以来の低水準を付けた。
なお、米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品企業ビオンテックはこの日、共同開発している新型コロナワクチンについて、当局からの承認を前提に、米政府に最大6億回分を供給することで合意したと発表。10月までに承認審査を求め、年内の1億回分の生産を目指すとしている。
・ユーロ円はしっかり。日本時間夕刻に一時123.06円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は一転上昇。24時前に一時124.29円と6月5日以来の高値を付けた。ユーロドルにつれた動きとなった。
・ドル円は強含み。欧州勢参入直後に一時106.76円付近まで売られたものの、東京午前に付けた日通し安値106.71円や前日の安値106.69円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米中関係の悪化懸念から欧州株が下落すると、リスク・オフのドル買いが優勢となり、一時107.24円と日通し高値を付けた。ユーロ円やスイスフラン円などクロス円の上昇につれた円売りも出た。
・ロンドン株式相場は反落。米国がテキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命じると、中国は報復措置を取ると表明。米中間の緊張の高まりを受けて売りが優勢となった。原油先物価格の下落を背景にロイヤル・ダッチ・シェルやBPなどエネルギー株に売りが集まった。
・フランクフルト株式相場は4日ぶりに反落。米中関係の悪化懸念からリスク回避姿勢が強まり、売りが広がった。個別ではバイエル(2.82%安)やメルク(2.67%安)、コンチネンタル(2.00%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。株安を受けた。
(中村)
出典:FXi24
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