8:19 配信
マザーズ指数が年初来高値圏で頑強な値動きを続けている。米国株式市場や、その影響を強く受ける東証1部市場は上値の重さが気に掛かる動きとなってきているが、マザーズ指数は週末にも高値を更新しており、相対的な強さが目立っている。今週から再開したIPO(新規上場)に大挙して資金が流入しており、来週もアグレッシブな値動きが期待できそうだ。
NYダウが25日移動平均線を割り込み、日経平均株価も25日線にタッチ。新型コロナウイルスの海外における第2波を懸念する流れもあり、上値に重さが目立ってきている。ここまでの上昇で過熱感、実体経済と比較した割高感も意識され始めているが、新興市場に限れば別の世界。米国でもハイテク株比率の高いナスダック市場は最高値圏で推移している。新型コロナがもたらした新しい生活様式、働き方のマッチするネットビジネスを展開する企業も多く、業績面からも買いやすい銘柄が多いようだ。
今週は2カ月半ぶりにIPO(新規上場)が再開。市場からの吸収金額が新興市場上場案件としては多く、需給面に不安を抱えていたロコガイド <4497> (情報通信)が公開価格の2.3倍まで初値を上昇させ、その後も上値を追う衝撃の値動きとなっており、その後も初値高騰銘柄が相次いでいる。リスク許容度の高まりを強く意識させる値動きであり、事前のバイオ株への過度の物色と同様、新興市場の近辺で資金が回転。これが再び既上場の新興市場銘柄に流入するような、好循環を生んでいく可能性がある。
主力級銘柄では弁護士ドットコム <6027> 、JTOWER <4485> 、AI inside(=AIインサイ) <4488> などが強く、メルカリ <4385> も堅調。ミクシィ <2121> は東証1部へ上場したが、大きな影響は出ておらず、引き続きテーマ性を重視して強い銘柄に付く戦略が有効だろう。(小泉健太)
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