
セーラー <日足> 「株探」多機能チャートより
■セーラー <7992> 192円 (+50円、+35.2%) ストップ高
セーラー万年筆 <7992> [東証2]がストップ高。同社は23日取引終了後、資本業務提携先のオフィス用品大手であるプラスを引受先とするCB発行で20億円を調達することを発表した。株式転換後はプラスのセーラー持ち株比率が過半となり、実質的にセーラーはプラスの傘下企業となる。また、プラス、日本ノート、オキナと文具事業の国内営業業務を統合することも発表、プラスが新設したコーラスに販売業務委託する。これを材料視する投資資金が集中した。
■ポート <7047> 1,306円 (+300円、+29.8%) ストップ高
ポート <7047> [東証M]がストップ高で年初来高値を更新。23日取引終了後、21年3月期第1四半期(4-6月)のキャリア領域における会員数と顧客契約数が前年比較で上昇したと発表しており、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルスに伴う自粛解禁後に向け、オンライン就活に対応する「リクサポ-Online」を立ち上げたほか、オンライン上での就活対策に向けたコンテンツ投資、オンライン商談による顧客基盤の拡充を実施。この結果、第1四半期における新規獲得会員数は前年同期比93%増、新規顧客契約数は同2.4倍成長となった。6月以降も自粛ムードは継続していることから、第1四半期の業績に与える影響は軽微としたが、中期的な事業成長が期待されている。
■アイオデータ <6916> 1,262円 (+253円、+25.1%) 一時ストップ高
東証1部の上昇率トップ。アイ・オー・データ機器 <6916> が一時ストップ高。同社は24日、医療保険の「オンライン資格確認」に対応した専用端末「APX-MEDICAL」の開発に着手し、医療業界向けICT機器開発へ本格参入することを発表した。オンライン資格確認とは、医療機関の窓口で行っている保険資格の確認をオンラインで行う仕組みで21年3月に開始される。マイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の記号番号などにより資格情報が確認できる。APX-MEDICALは、オンライン資格確認を目的とした医療向け専用端末で、20年秋に全国の医療機関および薬局に導入することを目指し開発を進めていく。
■FDK <6955> 855円 (+150円、+21.3%) ストップ高
FDK <6955> [東証2]がストップ高。同社は富士通グループに属し成長分野である2次電池分野に傾注、特に次世代2次電池として注目される全固体電池の開発に力を入れている。23日取引終了後、SMD対応小型全固体電池「SoLiCell」を年内に量産開始することを発表、これを材料視する形で投資資金を呼び込む格好となった。
■フライト <3753> 882円 (+150円、+20.5%) ストップ高
フライトホールディングス <3753> [東証2]がストップ高。同社はクラウド導入支援などのクラウドソリューションのほか、電子決済ソリューション分野でも実績が高く決済端末やソフト販売を手掛ける。23日取引終了後、マイナンバーカードの読み取りに対応した新次世代型マルチ決済装置「Incredist Premium 2」を今秋から販売開始することを発表、これを手掛かり材料に上値を見込んだ短期資金が集結した。
■ライトアップ <6580> 2,367円 (+291円、+14.0%)
ライトアップ <6580> [東証M]が急反騰。24日正午ごろ、リログループ <8876> 子会社のリロクラブと業務提携すると発表しており、これが好感された。今回の提携は、リロクラブの福利厚生サービスを利用している全国の中小企業が、国や地方自治体の公的支援制度を活用しやすくなるよう各種サポート体制を構築するのが目的。ライトアップが助成金・補助金自動診断システム「Jシステム」をOEM提供することで、最適な助成金の種類と金額を最短1分でスピード診断できる「Relo助成金診断サービス」の提供を開始するとしている。
■クロスキャット <2307> 1,355円 (+164円、+13.8%)
東証1部の上昇率2位。クロスキャット <2307> が続急騰、5日移動平均線を足場に一気に上放れてきた。銀行・保険など金融機関やクレジット会社向け受託開発案件で強みを持つシステム開発会社で、AIやビッグデータを活用した「スーパーシティ」構想などで収益機会が膨らむとみられている。また、政府が普及に本腰を入れるマイナンバーシステムでは、マイナンバーカードと運転免許証などの一体化を検討するなど、デジタル行政の基盤とする構想が明確化しており、ここでも活躍余地が期待された。
■指月電 <6994> 562円 (+57円、+11.3%)
指月電機製作所 <6994> [東証2]が続急騰。三菱電機系の大型コンデンサーメーカーで自動車向け高耐熱フィルムコンデンサーでは抜群の商品競争力を有し、村田製作所 <6981> とは125度Cで連続使用が可能なフィルムコンデンサーを開発している。電気自動車(EV)用コンデンサーが好調で収益に寄与しているほか、力率改善用機器や高調波抑制装置などの電力機器が都市開発案件で受注を伸ばしており、ここにきて政府が打ち出したスーパーシティー構想に絡む銘柄としてマーケットの視線が向いているようだ。株価は500円台と値ごろ感がありPBRも0.8倍台にとどまっているほか、株式需給面でも信用買い残が枯れた状態にあり戻り売り圧力に乏しい。
■Jテック・C <3446> 2,900円 (+276円、+10.5%)
ジェイテックコーポレーション <3446> [東証M]が3日ぶり急反騰。23日取引終了後、中小企業庁が公募した令和2年度「戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)」に大阪大学との共同研究として申請し、採択されたと発表しており、これが材料視されたようだ。今回のサポイン事業では、再生医療におけるiPS細胞などを用いた製造プロセスの重要な作業の一つである細胞凝集塊の分散工程で、従来の試薬などを使用した手作業に代えた全く新しい手法を用い、一つ一つの単細胞まで分散する自動化技術の開発、及びその装置化を目指す。同技術は、将来的にiPS細胞による再生医療関連への製品展開のみならず、抗がん剤開発などへ適用できる技術として期待されるとしている。
■BASE <4477> 5,050円 (+440円、+9.5%)
BASE <4477> [東証M]が急反発し、年初来高値を更新した。23日取引終了後、ネオ・ウィング(東京都中央区)が提供するクラウド型物流代行サービス「NEOlogi(ネオロジ)」とサービス連携し、越境ECへの対応を開始したと発表しており、これが好感された。「NEOlogi」は日本を含む、世界150ヵ国以上に出荷可能なクラウド型物流代行サービス。今回のサービス連携によりBASEを利用するショップオーナーは、倉庫連携など海外配送時の物流サポート業務をすべてアウトソーシングすることができ、国内を含む世界150ヵ国以上に向けた越境ECをワンストップで実現することが可能になるという。
■ガンホー <3765> 2,083円 (+179円、+9.4%)
東証1部の上昇率8位。ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> が急反発。23日の取引終了後、第1四半期(1-3月)連結決算を発表しており、売上高199億8200万円(前年同期比43.0%減)、営業利益52億7000万円(同59.5%減)、純利益34億200万円(同59.9%減)と大幅な減益となったものの、悪材料出尽くし感から買いが入ったようだ。主にスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)の売り上げの減少が響いた。新規ゲームについては、ニンテンドースイッチ向け対戦ニンジャガムアクションゲーム「ニンジャラ」は25日に、北米・欧州・アジア・日本へと世界同時配信を予定している。なお、20年12月期通期連結業績予想は非開示としている。
■ハークスレイ <7561> 1,105円 (+95円、+9.4%)
東証1部の上昇率7位。ハークスレイ <7561> が急反発。株価は一時、前日23日に比べ13%強高に買われた。同社は23日取引終了後、自社株取得枠の設定を発表したことが好感された。30万株(発行済み株式数の3.19%)、3億1950万円を上限としており、取得期間は6月24日から7月31日まで。東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)および市場買い付けを利用する予定。
■ディディエス <3782> 335円 (+27円、+8.8%)
ディー・ディー・エス <3782> [東証M]が4日続急伸し年初来高値を更新。23日の取引終了後、同社の「万能認証基盤 Themis(テミス)」が、鈴鹿市教育委員会の「Chromebook」のOSログイン認証のために導入されたと発表しており、これが好材料視された。今回「Themis」が導入されたのは、ChromeOSへのログインに顔認証を利用できるソリューションであったことなどが要因という。同社では22日、教育機関の教職員や児童生徒を対象とした「Themis スクールパック」を商品化し、提供を開始したと発表しており、今後の教育機関への普及が期待されたようだ。
※24日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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