◇株式週間展望=下値維持の正念場―コロナ第2波と米中対立、米レポ取引の返済期限に注意 | 12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

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2月23日0時をもって、Emergency再発令。引き続きCOVID-19「非常事態宣言」。6月30日をもって、Emergency警戒に移行!

9:03 配信

 

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 今週(11-15日)の東京株式市場は、前半に顕著だった日本株の割高感が後半に修正される展開となった。結局は米国株の方向に影響されやすいことが示された日経平均株価は来週(18-22日)、下値は1万9488円、上値は2万534円が重要なラインだ。需給面では来週以降に相次ぎ訪れる、FRB(米連邦準備制度理事会)のレポ取引(リパーチェース・アグリーメント)の期限に絡む売り圧力に警戒したい。

 日経平均は今週、高値圏でのスタート後にいったんは下値の固さを見せたものの、週後半は値崩れして2万円の大台をあっさりと割り込んだ。日経平均をNYダウで割った「NN倍率」(高いほど日経平均が割高)は一時0.87倍台と3月下旬以来の水準まで高まった。ただ、日本株優位の局面は長続きせず、14日時点で0.84倍台と平時に近い相関に収れんした。

 一方、米国では直近、NYダウが4月下旬以降のレンジを下ブレした。コロナ・ショック後の戻り相場はほぼ一貫して下値を切り上げていたが、ここへきて荷もたれ感が色濃い。トランプ米大統領が急ぐ経済再開が新型コロナの第2波への警戒を招く一方、外交では鮮明化する対中強硬スタンスが投資家のリスク許容度を圧迫している。

 また、値崩れに拍車を掛けた要因としては、FRBの金融緩和の反動も挙げられる。その1つが、債券と資金を一定期間交換するレポ取引だ。

 FRBはコロナ・ショックを受け、4月下旬-5月上旬にかけ断続的にレポ取引を実施し、計3兆ドル(約320兆円)を市中に供給した。その返済期限が5月18日を皮切りに7月末まで6回にわたってやってくる。それぞれの期限までに毎回50兆円超のドル需要が発生するため、株式には機関投資家の売りが出やすくなると考えられる。

 レポ取引の返済期限は18日に続いて26日にも訪れる。そこに向けて来週も後半に米国株を中心に需給が悪化する可能性がある。

 こうした中で、日本株も正念場が続く。日経平均もNYダウと同様に、3月の安値1万6358円を起点に下値を切り上げ、直近は5月7日に1万9488円を付けた。仮にこの水準を下回ると、戻り相場の転換も意識される。また、上は5月11日の2万534円を突破できないと停滞ムードが広がりそうだ。

 来週はレポ取引の返済期限を踏まえて再び週後半に上値が重くなる展開を予想し、日経平均のレンジは1万9400-2万600円とする。スケジュールは国内で18日に1-3月期GDP(国内総生産)、20日に3月機械受注、21日に4月貿易統計が出る。海外では19日に独5月ZEW景況感指数と米4月住宅着工件数。21日には米4月CB景気先行総合指数と4月中古住宅販売件数。

 22日には中国で3月から延期されていた全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕する。また、現地20日にはNY原油先物の限月交代が控え、前月のような波乱の展開にも注意したい。

 来週のクローズアップ銘柄はエス・エム・エス(=SMS) <2175> 、大陽日酸 <4091> 。(市場動向取材班)

FRBのレポ取引と返済期限
 

返済期限  上限      実施日   期間
 

5月18日 5000億ドル 4月20日 28日間
5月26日 5000億ドル 4月27日 29日間
6月1日  5000億ドル 5月4日  28日間
6月8日  5000億ドル 5月11日 28日間
7月17日 5000億ドル 4月24日 84日間
7月31日 5000億ドル 5月8日  84日間

提供:モーニングスター社

 

出典:モーニングスター社
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