(29日終値:30日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=106.69円(29日15時時点比△0.15円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=115.84円(△0.20円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0862ドル(△0.0007ドル)
FTSE100種総合株価指数:6115.25(前営業日比△156.75)
ドイツ株式指数(DAX):11107.74(△312.11)
10年物英国債利回り:0.285%(▲0.002%)
10年物独国債利回り:▲0.495%(▲0.026%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
3月独輸入物価指数
前月比 ▲3.5% ▲0.9%
前年比 ▲5.5% ▲2.0%
3月ユーロ圏マネーサプライM3
前年比 7.5% 5.5%
4月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)▲22.7 ▲22.7
4月ユーロ圏経済信頼感指数 67.0 94.2・改
4月独CPI速報値
前月比 0.3% 0.1%
前年比 0.8% 1.4%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は米重要イベントを前に大きな方向感は出なかった。「今月序盤と中旬に形成しかけたダブルボトム(106.92円と106.93円)を明確に下抜けたことで、テクニカル的に売りが出やすい」との声が聞かれる中、欧州株価が上昇すると投資家のリスク選好が強まり、安全資産とされるドルを売る動きが先行。17時過ぎに一時106.36円と3月17日以来の安値を付けた。
ただ、そのあとは1-3月期米国内総生産(GDP)速報値の発表直前に思惑的な買いが入り、一時106.77円まで値を上げた。もっとも、米GDPが予想以上に弱い内容だったことが伝わると再び106.52円付近まで押し戻されたが、欧米株高に伴ってユーロ円などクロス円が買われたことが相場を下支えすると再び106.70円台まで持ち直している。米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見を控える中、動きづらい面もあった。市場関係者からは「商いは総じて閑散としていた」との声が聞かれた。
・ユーロドルももみ合い。欧州勢参入後にドル売りが進んだ流れに沿って一時1.0874ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0888ドルが目先レジスタンスとして意識されると失速。米GDP発表前に思惑的なドル買いが進んだ影響も受けて一時1.0840ドル付近まで下押しした。そのあとは米重要イベントを控えて様子見ムードが広がり、1.08ドル台半ばでの狭いレンジ取引が続いた。
・ユーロ円は底堅い動き。21時前に一時115.45円と2017年4月以来約3年ぶりの安値を付けたものの、原油先物価格の上昇や新型コロナウイルスに有効な治療薬が開発されることへの期待から欧米株価が上昇するとリスク・オンの円売り・ユーロ買いが優勢に。22時過ぎに一時115.94円と日通し高値を付けた。ただ、節目の116.00円や前日の高値116.27円は上抜けることが出来なかった。
・メキシコペソは堅調。WTI原油先物価格の上昇を背景に産油国通貨とされるメキシコの通貨ペソに買いが入った。ドルペソは一時23.8929ペソ、ペソ円は4.46円までペソ高に振れた。なお、WTI原油先物6月限は前日比で36%近く上昇する場面があった。メキシコ株式相場で代表的な株式指数であるボルサ指数は3%超%上げた。
・ロンドン株式相場は3日続伸し、3月6日以来の高値を更新した。原油先物価格の上昇を背景にロイヤル・ダッチ・シェルやBPなどエネルギー株が買われたほか、バークレイズやHSBCなど金融株も買われ相場を押し上げた。新型コロナに有効な治療薬が開発されることへの期待も買いを後押しした。
・フランクフルト株式相場は3日続伸し、3月6日以来の高値となった。原油先物価格の上昇や、新型コロナに有効な治療薬が開発されることへの期待が買いを誘った。個別ではドイツ銀行(11.95%高)やMTUエアロ・エンジンズ(10.46%高)、コンチネンタル(8.27%高)などの上昇が目立った。
なお、フランスの株価指数は2.22%高、イタリアは2.21%高、スペインは3.21%高となった。
・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。
(中村)
出典:FXi24
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