★東京為替見通し=週末リスクで方向感のない動きに、ドル円はオプションが値動き狭めるか | 12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

2月23日0時をもって、Emergency再発令。引き続きCOVID-19「非常事態宣言」。6月30日をもって、Emergency警戒に移行!


 海外市場でドル円は、米長期金利の低下などをながめ円買い・ドル売りが先行、一時107.35円と日通し安値を付けた。
 ただ、「日銀は27日の金融政策決定会合で、無制限の国債購入やCP・社債の購入額倍増など追加の金融緩和策を検討」との報道が伝わると、日通し安値を付けてから10分程度の短い時間で108.04円の日通し高値を付けた。
 もっとも3月米新築住宅販売件数が予想を下回ったことや、「FRBは州・地方債購入範囲の拡大を検討」との報道がドルの上値を抑え、3時前には107.40円付近まで下押しした。
 ユーロドルは仏・独・ユーロ圏の4月製造業・サービス部門PMI速報値が軒並み予想を下回ると、一時1.0756ドルと約1カ月ぶりの安値を付けた。
 ただ、メルケル独首相が欧州連合(EU)首脳に対して、経済対策に前向きな姿勢を示したと伝わると、ユーロ買い・ドル売りが加速し一時1.0847ドルと日通し高値を更新した。もっとも、EU首脳会議が新型コロナ復興パッケージで合意せずに終了したと伝わると一転下落。3時過ぎには一時1.0762ドル付近まで押し戻されている。

 本日の東京市場のドル円は、引き続き107円台で方向感のない値動きが予想される。昨日は108円台には突入したものの滞空時間は短く、107円台に戻した。
 本日も日銀短観で発表された2020年の全産業ドル円想定レートの107.98円を上回る局面があった場合は、本邦勢を中心に着実にドル売り予約を抑えることが想定され、上値は限られるだろう。
 一方、下値も昨日は反発したとはいえ、原油先物価格のベア・トレンドが解消されたとはいえないことで、資金の現金化(ドル化)の流れは根強そうだ。
 本日付の日経新聞に「日銀が27日の金融政策決定会合で、国債購入を制限なく行うことも議論する」という観測記事もあり、円安を促す材料が27日まで流れてきそうだ。また、本日は24日だが実質の5・10日(ゴトー日)ということもあり、東京仲値のフローには注意したい。
 値動きを更に狭めるのは、上値は108.00円、下値は107.50円や107.00円に来週期限を迎えるオプションがあり、その水準近辺ではそれなりのオプションにまつわる玉が出てくることが要因となる。
 特に28・30日カットの107.50円は大きめなこともあり、他の水準よりも値動きが限定される要因となりそうだ。なお、金正恩・北朝鮮労働党委員長の容態については、前回重体説が流れた時はリスクオフでやや円買いになったが、地政学を考慮すると円売りになる可能性もあり注意したい。
 ドル円以外の通貨は、昨日同様に激しく動くことになりそうだ。ユーロは昨日のPMIが市場予想よりも悪かったことで売られた。
 本日発表される4月の独Ifo企業景況感指数(市場予想は80.0)が弱い結果となった場合は、市場はネガティブ・サプライズに敏感になっていることで、ユーロは再び下げ幅を広げそうだ。
 また、新型コロナウイルス感染で、各国がロックダウンや緊急事態宣言を行っていることで、市場参加者が少なく、かつリスクを持つのが難しくなっていることで、持っているポジションが週をまたがないように軽くする傾向にある。
 今までは週末リスクはドル売りが中心であったが、ここ最近は原油下落リスク(=ドル買い)もある。ポジションを保持するのを回避するために、右から左へと流れるフローを捌き、為替市場が方向感なく動くことになりそうだ。
 特に週末リスクを避けるために、新興国通貨が弱含むことにも注意を怠らないようにしたい。昨日は新興国通貨の1つランド円は最安値の5.61円に面合わせしたが、更なる下落も考えられるだろう。

(松井)

出典:FXi24
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