公営競技における無観客レースの開催が相次ぎ、インターネット投票が注目を集めている。地方競馬の投票システムを手掛ける東京都競馬<9672.T>の商機拡大につながりそうだ。
JRA(日本中央競馬会)は2月29日と3月1日に、無観客競馬を初めて開催。馬券売上は約18%減少したものの、ネット投票は大幅に増えており、ネット投票システムの新規加入件数は2月29日に昨年同時期の約5倍になった。また、北海道のばんえい競馬でも、無観客開催にもかかわらずネット投票が貢献し、馬券売上が前週を上回ったという。
都競馬は地方競馬のインターネット投票システム「SPAT4」を展開している。大井競馬場や伊勢崎オートレース場での無観客開催、東京サマーランドの休園などで施設売上が落ち込むとみられるが、その一方でSPAT4の加入者が急増すれば、中・長期的な売上寄与が期待される。
今12月期の公営競技事業の営業利益は前期比13.6%増の70億円を見込む。3000-3800円前後のレンジで推移する株価の浮上要因として期待が集まりそうだ。
出典:モーニングスター社
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