2019/12/27 17:12 FISCO
<3086> Jフロント 1511 +75 大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は370億円で前年同期比9.4%増益、上半期の同4.0%増益に対して9-11月期は同23.2%増と大幅増益になっている。収益モメンタムの好転をポジティブに捉える動きが先行へ。百貨店事業は引き続き苦戦しているものの、人事関連制度変更の影響が寄与する形になっている。パルコの完全子会社などグループ再編の動きに対しても期待感が先行する状況となっている。
<8892> 日本エスコン 931 -69 大幅反落。本日は12月期決算企業の配当権利落ち日。高配当利回りの同社などは権利落ちに伴う処分売り圧力の影響が強まる形になっているようだ。同社は12月末一括配当で36円配当を計画、前日終値をベースにした配当利回りは3.6%の水準であった。ムゲンエステート<3299>やすかいらーく<3197>なども権利落ちの影響で下落率上位になっている。なお、同社の株主優待は6月末の株主を対象としている。
<8233> 高島屋 1220 +6 小幅反発。前日に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は203億円で前年同期比4.5%増益、9-11月期は68億円で同14.7%増と増益率が拡大する形になっており、ポジティブ視する動きが先行へ。ただ、第3四半期は前年同期が日本橋SC開業によるコスト増で水準が低かったほか、IFRS16号適用も利益の底上げ要因につながっているため、買い先行後は伸び悩む動きにも。
<3302> 帝繊維 2484 +355 急騰。前日に19年12月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の45億円から55億円、前期比22.9%増益に増額、大手民間企業向け大型防災資機材や空港向けセキュリティ機材が順調に拡大しているほか、救助工作車・空港化学消防車の拡販も堅調に推移したもよう。第3四半期までは減益決算であったため、一転して2ケタ増益への上方修正にはインパクトも強まる形へ。
<8251> パルコ 1678 +300 ストップ高比例配分。約65%を保有する筆頭株主のJフロント<3086>がTOBを実施して同社を完全子会社化すると発表している。グループの大丸松坂屋百貨店の不動産事業をパルコに一元化し、大規模複合施設などの開発を強化していく狙い。TOB価格は1850円で前日終値に対するアップ率は34%。TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。
<8940> インテリックス 764 +52 大幅反発。10月30日の年初来高値を更新している。前日に業績予想の修正を発表している。上半期売上高はやや当初想定を下回るが、営業利益は従来予想の2.3億円から3.3億円に上方修正している。先行投資関連の支出が想定を下回ったことが利益上振れの背景。また、固定資産の売却益計上に伴い、純利益は0.1億円から1.4億円にまで上方修正している。過度な収益悪化懸念は後退の方向に。
<3925> Dスタンダード 5130 +200 大幅続伸。SBIHD<8473>子会社のSBIファイナンシャルサービシーズと資本業務提携を締結したと発表。同社が手掛けるAI技術を用いた光学式文字読み取り装置サービスなどを生かして、両社でSBIグループが進める地域金融機関の業務効率化などを後押しする計画だ。SBIファイナンシャルサービシーズは同社大株主から発行済み株式の15.13%に当たる101万8500株を市場外取引で取得とされている。
<6578> エヌリンクス 428 +41 大幅反発。一時はストップ高まで急伸。12月26日公表の大量保有報告書によると、光通信<9435>が保有割合を5.01%から6.03%に高めていることが判明している。11月15日付の大量保有報告書で、光通信の保有比率が5%超になったことが確認されていたが、さらに買い増す形となっている。保有目的は長期保有を目的とした純投資とされている。今後の追加取得など需給思惑が先行する形に。
<4578> 大塚HD 4869 -137 反落。みずほ証券では、目標株価を4700円から5150円に引き上げているものの、投資判断は「買い」から「中立」に格下げへ。AVP-786のP3試験の詳細な結果が発表されていない状況では、成功確率が高まったとも言えず、減損リスクによるディスカウント継続は必要と判断している。また、為替前提の円高修正に伴って、20年12月期以降の事業利益を減額しているようだ。
<9982> タキヒヨー 1849 -131 急落。20年2月期通期の連結営業利益予想を従来の6.0億円から0.5億円に引き下げると発表している。天候要因や得意先における「引き付け型発注」(店頭の実需動向から発注時期を慎重に見極める)の影響を受け、これまで年間を通じて売上高のピークだった冬物の動きが悪く、先物受注も足踏み状態が継続したという。特にレディス向け商品の売上高が低調に推移したもよう。
関連銘柄 14件
3086 東証1部
1,511
12/27 15:00
+75(5.22%)
時価総額 408,825百万円
大丸松坂屋百貨店を中核とする持株会社。ビジネスモデルの転換に向けて不動産賃貸や決済・金融サービスの拡大に力注ぐ。傘下にパルコ。20.2期2Qは免税売上や衣料品販売が低調。通期では営業益反発・増配を見込む。 記:2019/11/04
3197 東証1部
2,150
12/27 15:00
-85(-3.8%)
時価総額 424,629百万円
ファミレス大手。しゃぶしゃぶ食べ放題業態「しゃぶ葉」や滞在型カフェ「むさしの森珈琲」を積極出店。宅配やテイクアウトの拡大にも力注ぐ。今年9月に全店禁煙化を実施。19.12期2Qは客単価上昇などで増収増益。 記:2019/11/26
3299 東証1部
761
12/27 15:00
-44(-5.47%)
時価総額 18,539百万円
中古マンションの買取と再販を手掛ける。首都圏1都3県で買取物件をバリューアップして国内外の不動産投資家や一次取得者層、二次取得者層に販売。19.12期3Q累計は投資用と居住用の不動産販売が足踏みとなった。 記:2019/12/02
3302 東証1部
2,484
12/27 15:00
+355(16.67%)
時価総額 67,610百万円
消防用設備や消防車など総合防災事業を展開。消防ホースは国内トップ。救助工作車、空港化学消防車にも実績。インフルエンザ対策やテロ対策にも注力。高機能繊維は防護服中心に新規開発が進展。3Q累計では増収確保。 記:2019/12/17
3925 東証1部
5,130
12/27 15:00
+200(4.06%)
時価総額 34,525百万円
ビッグデータを活用した企業の業務支援を手掛ける。データのクレンジングや補正等を高精度・低コストで実現。ストック型案件は受注順調。データクレンジング、サービス企画案件等が寄与。20.3期1Qは増収。 記:2019/09/19
4578 東証1部
4,869
12/27 15:00
-137(-2.74%)
時価総額 2,716,103百万円
大塚製薬や大塚食品等を持つ持株会社。精神・神経やがん領域が重点領域の医療関連と、機能性飲料や機能性食品、飲料や食品、酒類等を展開。19.12期上期はほぼ会社計画通りに進捗。医療関連事業が堅調に推移した。 記:2019/09/22
6578 東証2部
428
12/27 15:00
+41(10.59%)
時価総額 3,054百万円
営業代行事業(NHKの契約・収納代行業務)が主力。お部屋探しサイト「イエプラ」、ゲーム攻略サイト「アルテマ」等も。新規案件順調。20.2期2Qは業績苦戦。奨学金受給対象の学生への受信料免除等が響く。 記:2019/10/27
8233 東証1部
1,220
12/27 15:00
+6(0.49%)
時価総額 216,866百万円
老舗百貨店。東京や大阪、シンガポール等で店舗展開。ASEAN諸国を軸とした海外での多店舗化を推進。利益改善策の加速図る。不動産業は堅調。家賃・管理収入が増加。特別利益計上。20.2期2Qは2桁最終増益。 記:2019/10/31
8251 東証1部
1,678
12/27 15:00
+300(21.77%)
時価総額 170,255百万円
商業施設の開発、運営のショッピングセンター事業を主力に、専門店の運営、空間創造やビル管理等を手掛ける。20.2期上期はショッピングセンターが堅調に推移。一方、専門店の苦戦により通期予想を下方修正した。 記:2019/10/07
8473 東証1部
2,317
12/27 15:00
+17(0.74%)
時価総額 548,100百万円
ネット証券で国内トップ。銀行、損保、ベンチャー投資などに多角化。バイオ薬の開発も行う。今年11月にカンボジアの金融会社を買収し、現地で銀行業に参入へ。20.3期2Qは増収も利益足踏み。総還元性向4割下限。 記:2019/11/09
8892 東証1部
931
12/27 15:00
-69(-6.9%)
時価総額 66,852百万円
京阪神地区を基盤に不動産事業を展開。ホテル開発等も手掛ける。中部電力と資本業務提携。不動産企画仲介コンサル事業に注力。不動産販売事業は好調。分譲マンションは販売順調。19.12期3Qは2桁増収増益。 記:2019/11/30
8940 東証1部
764
12/27 15:00
+52(7.3%)
時価総額 6,824百万円
リノベーションマンションの販売会社。首都圏や地方の主要都市で中古マンションを仕入れ、リノベーションして販売。20.5期1Qの中古マンション販売は地方の販売が首都圏をカバーも、人件費等の販管費が増加した。 記:2019/10/07
9435 東証1部
27,470
12/27 15:00
-140(-0.51%)
時価総額 1,278,728百万円
携帯電話販売ショップ、OA機器を中心とした法人事業、保険販売事業を手掛ける。アポインター派遣の派遣事業も。自社商材拡充。個人サービス事業は堅調。顧客契約数の増加等が寄与。20.3期1Qは2桁増収増益。 記:2019/11/02
9982 東証1部
1,849
12/27 15:00
-131(-6.62%)
時価総額 17,750百万円
婦人服やテキスタイルなどを扱う老舗アパレル。一貫生産可能な国内生産工場を保有。売上の3割近くがしまむら向け。コメダ珈琲のFCや不動産賃貸も展開。素材メーカーとの共同開発を推進。中間期は各利益が黒字転換。 記:2019/10/22
出典:フィスコ
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