9時46分配信 フィスコ
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材料銘柄 デサント<8114> 1405円(8/28) 昨日大引け後に、2021年度までの3カ年を対象とする新中期経営計画を発表した。前中計期間においては利益成長を果たすことができなかったことを踏まえ、新たな戦略を練りこんでいる。日本・韓国・中国の3市場に経営資源を集中していった上で主力の「デサント」ブランドを軸に売上高を伸ばしていく方針だ。中国では、中国スポーツ用品大手の安踏体育用品(ANTA)との強化体制を整えていくとのこと。株価はこのところ低位水準で低迷していたため、アク抜け感から好感される可能性がある。 新興市場銘柄 アセンテック<3565> 1846円 (8/28) 前日の大引け後に株式の立会外分売を実施することを発表。8月29日に東証にて実施する予定。分売予定株数は330000株で、分売値段は1790円(買付顧客1人につき200株が限度)である。今回の立会外分売により、市場第一部への市場変更における形式要件の充足のために株式の流動性向上及び株主数増加並びに株式分布状況の改善を図るとしている。実際に市場変更決定した場合の中長期的な業容拡大期待に加え、パッシブファンド等からの資金流入期待が先んじて高まる可能性がある。 テクニカル銘柄 エア・ウォーター<4088> 1800円(8/28) 昨日は日足の一目均衡表で終値が7月31日以来およそ1カ月ぶりに雲上限を突破した。基準線上を走る上向きの転換線は短期的な上昇継続を示唆している。遅行線が株価とのマイナス乖離幅を縮小しており、早ければ本日にも強気シグナル発生を開始し、三役好転が完成する。昨日終値で上向きの75日移動平均線と200日線のゴールデンクロス(GC)が完成したこともあり、中長期的な上昇局面入りが予想される。 テーマ銘柄 東芝テック<6588> 3100円(8/28) 小売や飲食店レジ用端末で国内シェア首位。消費税率引き上げをきっかけとしたスマホ決済などキャッシュレス対応機への更新ラッシュを原動力に、7-9月期業績の上振れが予想される。昨日には13週移動平均線と26週線のゴールデンクロス(GC)が示現し、中長期の上昇トレンド入りが期待される。 本日の投資戦略 28日の米国市場は、NYダウが258.20ドル高の26036.10、ナスダック総合指数が29.94pt高の7856.88、シカゴ日経225先物が大阪日中比35円高の20515円。29日早朝の為替は1ドル=106円前後と、昨日の大引け時点比で10-20銭程度の小幅円安。本日の東京市場は任天堂<7974>やソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>といった米国株と連動性の高い銘柄を中心に値上がりが予想される。シカゴ225先物の上値が重かったため、寄り付きは売り物の出方を見極めながらやや慎重な雰囲気となりそうだが、円高進行や中国・上海株安などマイナス要因が加わらなければじり高の展開となろう。米国での逆イールドの程度が和らいだことで米国の金融関連株は買われたが、米30年債利回りが過去最低を更新するなど超長期の金利低下が著しいこともあり、三菱UFJ<8306>をはじめとする大手金融株はさえない動きを強いられる可能性もある。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたAGC<5201>、クボタ<6326>、NEC<6701>、アルプスアルパイン<6770>、アドバンテスト<6857>、任天堂<7974>、東エレク<8035>、スクエニHD<9684>などに注目。
