◇明日の日本株の読み筋＝方向感に乏しいながら、しっかりか

17時45分配信モーニングスター
(ファン・お気に入り登録の方）向け

　２９日の東京株式市場は、方向感に乏しいながら、しっかりした展開が期待される。引き続き手掛かり材料に欠けるなか、日経平均株価のＰＢＲは１．０倍台と、積極的には売り込みづらい水準にあり、底堅く推移しそうだ。米中の貿易協議については、早期の交渉開始が望まれるが、両国政府間の足並みが揃っておらず、不透明感として影響を与える場面もありそうだ。

　２８日の東京株式は、日経平均株価が前日比２３円３４銭高の２万４７９円４２銭と小幅ながら続伸して取引を終了。方向感が掴みづらく、後場の値幅が３０円弱に留まるなど、動意に欠けた展開だったがしっかりで取引を終えた。為替市場で、ドル・円相場が１ドル＝１０５円８０銭台（２７日終値は１０５円７３－７５銭）と落ち着いた動きで推移していたことも、支えとなったとみられる。