(26日終値) ドル・円相場:1ドル=106.12円(前営業日比△0.73円) ユーロ・円相場:1ユーロ=117.83円(△0.34円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1102ドル(▲0.0042ドル) ダウ工業株30種平均:25898.83ドル(△269.93ドル) ナスダック総合株価指数:7853.73(△101.97) 10年物米国債利回り:1.53%(横ばい) WTI原油先物10月限:1バレル=53.64ドル(▲0.53ドル) 金先物12月限:1トロイオンス=1537.2ドル(▲0.4ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> 7月米耐久財受注額 前月比 2.1% 1.8%・改 輸送用機器を除く前月比 ▲0.4% 0.8%・改 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は3日ぶりに反発。週明けのオセアニア市場では一時104.46円と2016年11月9日以来の安値を付けたものの、欧米市場ではショートカバーが優勢となり持ち直した。米中貿易摩擦を巡り協議再開への期待が再び浮上し、時間外のダウ先物が大幅に上昇。ナイト・セッションの日経平均先物も300円上げたため、投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り・ドル買いが進んだ。米10年債利回りが1.54%台まで上昇したことも相場の支援材料。節目の106.00円を上抜けたことで目先のストップロスを誘発すると、22時前に一時106.41円まで上値を伸ばした。その後の下押しも105.92円付近にとどまり106円を維持して引けた。 トランプ米大統領はこの日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)で記者団に対し、米中の貿易交渉担当者が電話で協議したことを明らかにし「中国との交渉を再開する。とても大きなことが起きるだろう」などと発言。G7サミット後の記者会見では「中国は米国との合意を強く望んでいる」と述べ、貿易協議の進展に期待を示した。一方、劉鶴中国副首相は講演で米国との貿易戦争について「冷静な態度で問題を解決したい」と語り、米国に協議再開を呼びかけた。米中貿易戦争への過度の警戒感が和らいだため、現物のダウ平均は一時310ドル超上昇する場面があった。 米商務省が発表した7月米耐久財受注額(季節調整済みで半導体は除く)は前月比2.1%増となり、市場予想平均の前月比1.1%増を上回った。一方、変動の大きい輸送関連を除いた受注額は前月比0.4%減で予想の前月比横ばいを下回った。 ・ユーロドルは反落。欧州時間に発表された8月独Ifo企業景況感指数が94.3と予想の95.1を下回り、2012年11月以来約7年ぶりの低水準を記録したことを受けて、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。5時過ぎに一時1.1094ドルと日通し安値を付けた。 ・ユーロ円は3日ぶりに反発。東京市場序盤に一時116.57円と2017年4月21日以来の安値を付けたものの、売り一巡後はドル円と同様に買い戻しが優勢となった。ドル円が日通し高値を付けたタイミングで一時118.20円まで値を上げた。ただ、その後は117円台後半でのもみ合いに終始している。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。トランプ米大統領がG7サミットで記者団に対し、米中の貿易交渉担当者が電話で協議したことを明らかにし「中国との交渉を再開する。とても大きなことが起きるだろう」などと述べると、米中協議への期待が広がった。前週末に623ドル安と急落したあとだけに買いも入りやすかった。ダウ平均の上げ幅は一時310ドルを超えた。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。 ・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。米中協議再開への期待から株価が反発し、安全資産とされる米国債に売りが先行したものの、米中対立を巡る不透明感は根強く下値は堅かった。 ・原油先物相場は4日続落。トランプ米大統領が「中国は協議再開を望んでいる」と述べ、劉・中国副首相が冷静な交渉を通じて米国との貿易摩擦を解決する意思があるとの見解を示し、協議再開への楽観ムードが広がり、買いが先行した。ただ、G7サミット終了後にマクロン仏大統領が、米国とイランの首脳会談に期待感を示し、イラン産原油の輸出拡大の思惑が高まったことや、為替相場でユーロ安・ドル高が進んだことを背景に、原油は続落して取引を終えた。 ・金先物相場はほぼ横ばい。米中報復関税合戦のエスカレートを背景に週明けも金先物は買いが先行し、12月限は一時1565.0まで上昇した。ただ、その後は米中通商協議の再開が示唆されたため、利益確定売りが入り、上げ幅をほぼ吐き出した。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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