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【8月第5週の市況見通し】 もみ合い=急変動でも数日で元通りに
来週の東京株式市場はもみ合いが続きそうだ。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演を23日夜に控えているが、講演を材料に株価が短期的に急変動しても、数日で元通りの水準に戻りそうだ。日経平均株価は2万0300~2万1000円程度での推移が予想される。
パウエル氏の講演を材料に米国株が上下いずれかに大きく動く可能性がある。ただ、市場では「米中貿易摩擦が続く限り、投資家は株価の上昇場面を格好の売り場とみるだろう」(銀行系証券)との見方がある。「10月の消費税率引き上げによる景気悪化が懸念され、米国株が上昇しても日本株は連れ高しにくい」(国内運用会社)との指摘も聞かれた。
一方、「6日に日経平均が一時609円安から終値で134円安まで戻した記憶が新しく、下値では短期筋がすかさず買いを入れそうだ」(中堅証券)と、押し目買いへの期待感が強い。今週は総じて取引が低調で、買いポジションが積み上がっている様子はうかがえない。このため、パウエル氏講演を受けた米国株安など外部環境が悪化しても、東京市場の売り物は限られそうだ。
出典:時事通信パウエル氏の講演を材料に米国株が上下いずれかに大きく動く可能性がある。ただ、市場では「米中貿易摩擦が続く限り、投資家は株価の上昇場面を格好の売り場とみるだろう」(銀行系証券)との見方がある。「10月の消費税率引き上げによる景気悪化が懸念され、米国株が上昇しても日本株は連れ高しにくい」(国内運用会社)との指摘も聞かれた。
一方、「6日に日経平均が一時609円安から終値で134円安まで戻した記憶が新しく、下値では短期筋がすかさず買いを入れそうだ」(中堅証券)と、押し目買いへの期待感が強い。今週は総じて取引が低調で、買いポジションが積み上がっている様子はうかがえない。このため、パウエル氏講演を受けた米国株安など外部環境が悪化しても、東京市場の売り物は限られそうだ。
【本日の市況見通し】
週明け26日の東京株式市場は全面安が予想される。中国による対米報復関税適用の発表を嫌気した米国株急落と1ドル=104円台後半の円高が直撃し、輸出関連株を中心に厳しい下げに見舞われそうだ。日経平均株価は直近安値となった6日ザラ場の2万0110円76銭が下値のめどとして意識されるが、この水準を下回ると2万円割れを試す流れとなりかねない。
前週末23日の米国市場では、ダウ工業株30種平均が623ドル安、ナスダック総合指数が239ポイント安と値を崩し、225先物はシカゴ市場が20190、大阪夜間取引が2万0210円と大阪日中取引の清算値(2万0720円)比で大幅に下落した。一方、米10年債利回りが1.5%台前半に低下するなど低リスクとされる債券への資金流入が活発化し、欧州主要国でも債券が買われた。東京市場では、「世界的にリスク回避の流れが顕著になっており、海外投資家が好む好業績の大型銘柄ほど売りが出やすそうだ」(国内運用会社)と警戒されている。
26日早朝は為替が心理的な節目の1ドル=105円を超えて円高が進んでいる。これまで米中摩擦が激化する局面で売られてきたキーエンス<6861>や東エレク<8035>に加え、為替や米国株に株価が大きく影響される任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>など大型銘柄を中心に売り物が膨らむだろう。
日経平均は株価純資産倍率(PBR)1倍に相当する2万0304円81銭をあっさり下回る可能性が高い。6日には日経平均が2万0110円76銭でいったん下げ止まったが、この日は1ドル=105円台半ばで円高が止まっており、「さらに円高が進んでいる26日は6日安値割れを覚悟する必要がある」(中堅証券)という。
出典:時事通信前週末23日の米国市場では、ダウ工業株30種平均が623ドル安、ナスダック総合指数が239ポイント安と値を崩し、225先物はシカゴ市場が20190、大阪夜間取引が2万0210円と大阪日中取引の清算値(2万0720円)比で大幅に下落した。一方、米10年債利回りが1.5%台前半に低下するなど低リスクとされる債券への資金流入が活発化し、欧州主要国でも債券が買われた。東京市場では、「世界的にリスク回避の流れが顕著になっており、海外投資家が好む好業績の大型銘柄ほど売りが出やすそうだ」(国内運用会社)と警戒されている。
26日早朝は為替が心理的な節目の1ドル=105円を超えて円高が進んでいる。これまで米中摩擦が激化する局面で売られてきたキーエンス<6861>や東エレク<8035>に加え、為替や米国株に株価が大きく影響される任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>など大型銘柄を中心に売り物が膨らむだろう。
日経平均は株価純資産倍率(PBR)1倍に相当する2万0304円81銭をあっさり下回る可能性が高い。6日には日経平均が2万0110円76銭でいったん下げ止まったが、この日は1ドル=105円台半ばで円高が止まっており、「さらに円高が進んでいる26日は6日安値割れを覚悟する必要がある」(中堅証券)という。
【新興市場の注目リリース】
SEEDH、アズームほか
SEEDH、アズームほか
<1739>SEEDH 20年6月期から22年6月期に係る中期経営計画を策定 22年6月期営業利益目標27.50億円 <2191>テラ 医療法人社団医創会からの延滞債権について一部回収の見込み 取引再開に向け協議開始 <3236>プロパスト 自己株式の取得終了 <3496>アズーム 不動産ソリューションを提供しているライナフより 貸会議室WEB予約システム「スマート会議室」の運営事業を譲受 ベトナムに子会社設立 <4699>ウチダエスコ 上方修正、前期営業利益見通し8.19億円←6.20億円 <9421>エヌジェイHD 100%子会社であるウィットワン、ブーム、 エヌジェイワンの3社を経営統合出典:フイスコ
【本日の新興市場見通し】
中小型株も売り広がるか、米中摩擦懸念で
[新興市場 個別銘柄戦略]
本日の新興市場は、米中摩擦の激化懸念の再燃で売りがかさみそうだ。中国が米国による追加関税への報復措置を発表。これに対し、トランプ米大統領もすかさず制裁関税の引き上げを表明するなど米中対立が一段と激しさを増している。先週末の米NYダウは600ドルを超える大幅下落となり、為替相場は1ドル=104円台後半まで円高が進行。リスク回避ムードは新興市場にも波及するだろう。このところゲーム関連などテーマ性のある銘柄に個人投資家の物色が向かっていたが、株式相場全体の地合い悪化で手仕舞い売りが加速する可能性もあり、不安定な値動きとなりそうだ。
個別では、新中期経営計画で22年6月期営業利益を19年6月実績比で9割近く増やす目標を掲げたシード平和<1739>、貸会議室運営をサポートするWEB予約システムの運営事業を買収したアズーム<3496>は今後の業績拡大への期待が高まる可能性がある。また、ウチダエスコ<4699>は前期業績を上方修正し、好感されるだろう。このほか、前週末にストップ高水準まで買われたジョルダン<3710>の動向は引き続き注目されそうだ。一方、キタック<4707>は第3四半期までに通期の利益計画を上回ったが、第2四半期までの好調ぶりから織り込み済みで、材料出尽くしと捕らえられる可能性がある。また、リブワーク<1431>は本日売買分から信用取引に関する臨時措置が実施される。
出典:フイスコ
中小型株も売り広がるか、米中摩擦懸念で
[新興市場 個別銘柄戦略]
本日の新興市場は、米中摩擦の激化懸念の再燃で売りがかさみそうだ。中国が米国による追加関税への報復措置を発表。これに対し、トランプ米大統領もすかさず制裁関税の引き上げを表明するなど米中対立が一段と激しさを増している。先週末の米NYダウは600ドルを超える大幅下落となり、為替相場は1ドル=104円台後半まで円高が進行。リスク回避ムードは新興市場にも波及するだろう。このところゲーム関連などテーマ性のある銘柄に個人投資家の物色が向かっていたが、株式相場全体の地合い悪化で手仕舞い売りが加速する可能性もあり、不安定な値動きとなりそうだ。
個別では、新中期経営計画で22年6月期営業利益を19年6月実績比で9割近く増やす目標を掲げたシード平和<1739>、貸会議室運営をサポートするWEB予約システムの運営事業を買収したアズーム<3496>は今後の業績拡大への期待が高まる可能性がある。また、ウチダエスコ<4699>は前期業績を上方修正し、好感されるだろう。このほか、前週末にストップ高水準まで買われたジョルダン<3710>の動向は引き続き注目されそうだ。一方、キタック<4707>は第3四半期までに通期の利益計画を上回ったが、第2四半期までの好調ぶりから織り込み済みで、材料出尽くしと捕らえられる可能性がある。また、リブワーク<1431>は本日売買分から信用取引に関する臨時措置が実施される。
【Rating/証券各社レーティング】
格上げ-強気
コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
<6857>|アドバンテ |みずほ |「アンダーP」 |「中立」 |
<4848>|フルキャストHD |みずほ |「中立」 |「買い」 |
<3932>|アカツキ |水戸 |「B+」 |「A」 |
格下げ-弱気
コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
<5202>|板硝子 |SMBC日興 |「1」 |「2」 |
<7013>|IHI |CLSA |「バイ」 |「アウトP」 |
出典:フイスココード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
<6857>|アドバンテ |みずほ |「アンダーP」 |「中立」 |
<4848>|フルキャストHD |みずほ |「中立」 |「買い」 |
<3932>|アカツキ |水戸 |「B+」 |「A」 |
格下げ-弱気
コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
<5202>|板硝子 |SMBC日興 |「1」 |「2」 |
<7013>|IHI |CLSA |「バイ」 |「アウトP」 |
【新聞からの材料】
イオンFS、三井住友など
イオンFS、三井住友など
*イオンFS<8570>フィリピンで拡販、支店開設、オートローン提案(日刊工業1面)-○ *三井住友<8316>英資産運用会社を買収、新興国で事業拡大(日刊工業3面)-○ *レナウン<3606>希望退職、150人募集(日刊工業3面)-○ *パナソニック<6752>太陽電池開発、新会社に移管(日刊工業3面)-○ *トヨタ<7203>東京五輪に専用EVなど3700台提供、電動車比率90%(日刊工業6面)-○ *川重<7012>ベトナムに現法設立、2輪車販売、取扱店舗を拡大(日刊工業6面)-○ *日野自<7205>北米専用車を米で生産、茨城・古河から移管(日刊工業6面)-○ *三菱電<6503>業界最速造形の金属3Dプリンター、競合の2.5倍(日刊工業7面)-○ *ソディック<6143>セラミックス生産拡充、大型化に対応(日刊工業8面)-○ *三菱電<6503>航空機電動化に電機品、車・鉄道の技術生かす(日刊工業16面)-○ *NEC<6701>バス向け交通管理システム、サウジで受注(日刊工業16面)-○出典:フイスコ
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
