19日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続伸。終値は106.64円と前営業日NY終値(106.38円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。中国やドイツの景気刺激策への期待からアジアや欧州の株式相場が上昇。投資家のリスク回避姿勢が後退したことで円売り・ドル買いが出た。時間外の米10年債利回りが一時1.6233%前後まで上昇したことも相場の支援材料となり、20時30分過ぎに一時106.70円と日通し高値を付けた。 24時前には106.46円付近まで下押しする場面もあったが、米金利上昇や米国株高に伴う円売り・ドル買いは根強く下値は限定的だった。5時前には106.67円付近まで強含んでいる。 もっとも、NY時間の値幅は24銭程度と小さかった。23日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のジャクソンホール会議での講演を控える中、米経済指標の発表もなく大きな方向感は出なかった。 なお、ロス米商務長官は「FRBの金融政策によるドル高は非常に不快」などと述べたほか、トランプ米大統領は「政策金利は少なくとも100bp引き下げるべき」「量的緩和(QE)を再開するべき」との見解を示したが、相場の反応は限られた。 ユーロドルは5日続落。終値は1.1078ドルと前営業日NY終値(1.1090ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準。20時前に一時1.1114ドルと日通し高値を付けたものの、上値は重かった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが優勢となり、5時前には一時1.1076ドルと日通し安値を付けた。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは5時前に一時98.39と日通し高値を付けている。 ユーロ円は続伸。終値は118.13円と前営業日NY終値(117.96円)と比べて17銭程度のユーロ高水準となった。ただ、NY市場ではユーロドルの下落につれた円買い・ユーロ売りが出たため、上値は重かった。 新興国通貨は軟調だった。トルコリラはトルコ中銀が「融資の伸び率が10-20%の銀行に対する預金準備率を引き下げる」と発表したことを受けて売りが優勢に。対ドルでは一時5.6736リラ、対円では18.76円までリラ安が進んだ。 また、南アフリカランドは対ドルで15.4995ランド、対円で6.88円までランド安に振れたほか、メキシコペソは対ドルで19.8937ペソ、対円で5.36円までペソ安に振れた。 本日の参考レンジ ドル円:106.22円 - 106.70円 ユーロドル:1.1076ドル - 1.1114ドル ユーロ円:117.86円 - 118.48円
出典:FXi24
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