当記事は、お友達登録の方向けです。
[フィスコ特選銘柄] 【材料銘柄】オープンハウス<3288> 4685円（8/14） 昨日引け後に発表した19年3月期第3四半期連結業績は、営業利益が前年同期比15.2%増の363.83億円であった。売上高も同40.4%増と前期よりも増収率を上げてきている。年間配当金についても、前期の98円から126円に増額する予定だ。セグメント別にみると、主に戸建関連事業において、戸建住宅に対する需要が引き続き高かったことが業績をけん引したようだ。なお、通期見通しの上方修正についても同時に発表しており、前回予想の540億円から565億円へと見直しており、市場コンセンサスである554.62億円を上回ってきている。 【新興市場銘柄】アエリア<3758> 810円 （8/14） 19年12月期第2四半期決算を発表。売上高は前年同期比6.3％増の144.04億円、営業利益が同9.7％増の18.46億円だった。アフィリエイト広告収益の減少によるITサービス事業やアセットマネージメント事業が減益だったが、スマートフォン向けゲーム「A3!」「蒼焔の艦隊」の収益が好調に推移するなどコンテンツ事業が堅調。あわせて通期業績予想の修正を発表。売上高は従来の320億円から300億円と下方修正しているが、営業利益は22億円から32億円に上方修正している。 【テクニカル銘柄】ミズノ<8022> 2780円（8/14） 7日大引け後に発表した4-6月期の営業利益41.1％増の好決算をはやして8日にマドを空けて急伸。昨日はザラ場高値と終値がそろって今年最高値を更新。さらに、ともに上向きの25日移動平均線が75日線を上抜くゴールデンクロス（GC）を示現し、強気トレンドが一段と鮮明になってきた。週足の一目均衡表では、株価は雲下から雲中復帰2週目で相場が若く、転換線と基準線の上向きや遅行線による強気シグナル発生など強気側にシフトしつつある。 【テーマ銘柄】キッコーマン<2801> 4970円（8/14） 円高による輸入原料低下メリットが大きい銘柄。全般相場の下落に連れ安した後は、全面安でスタートした6日と同様に下げ幅縮小が期待される。5日移動平均線や25日線の上向きに加えて、昨日の終値が75日線上まで浮上してきたこともプラス材料。 [本日の投資戦略] 14日の米国市場は、NYダウが800.49ドル安の25479.42、ナスダック総合指数が242.42pt安の7773.94といずれも急落し、シカゴ日経225先物も大阪日中比460円安の20120円。15日早朝の為替は1ドル＝105円70-80銭と、14日大引け時点比で約60銭程度の大幅円高。本日の東京市場は全面安での寄り付きが予想される。ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ソニー<6758>、トヨタ<7203>といった主力銘柄の大幅安が予想されるほか、欧米市場での逆イールド出現による事業環境の悪化懸念から三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>といった大手銀行株も売りに押されそうだ。ただ、日経平均が大きく下げた6日は、朝方の大幅安から下げ幅を縮小して引けているため、ファーストリテ<9983>など日経平均において構成比の高い銘柄には、短期的なリバウンドを想定する買いが期待できよう。また、円相場が再び1ドル=105円台と強含んできていることから、円高が輸入原料価格低下メリットになる不二家<2211>や東洋糖<2107>、チムニー<3178>といった食品・外食セクターなどの銘柄は注目されよう。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたラウンドワン<4680>、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>などに注目。
