お友達登録の方向け
【本日の市況見通し】
14日の東京株式市場は米国株の上昇を受けて買い戻しが広がり、日経平均株価は反発するとみられる。為替が円安方向に振れていることも日本株には追い風だ。日経平均の予想レンジは2万0650~2万0850円。
前日の米主要株価指数はそろって大幅上昇。米通商代表部(USTR)が対中制裁関税「第4弾」について、一部製品に対する発動を12月に延期すると発表したことが好感された。スマートフォンなどが追加関税延期の対象となったことで米国では情報技術株の上昇が目立っており、東京市場でも電子部品関連銘柄が強い動きになりそうだ。
ドルの対円相場は1ドル=106円台まで戻っており、輸出関連業種は全体に買われやすい。前週末にトランプ米大統領が米中貿易協議について「合意の準備はできていない」と発言したことなどで悪化した投資家心理は、今回の「一部緩和」で少し改善したと思われ、内需業種も全般にしっかりした動きになるだろう。
ただ、米国が中国製スマートフォンなどへの追加関税を撤回したわけではない。米中の貿易協議にも目立った進展はなく、不安の種は残ったままだ。13日発表されたドイツの8月のZEW景気期待指数は大幅に悪化するなど、「世界的に景況感は下向き」(銀行系証券)で、企業業績も厳しい。買い戻しは入っても、上値を追う動きは出にくいかもしれない。
国内では、取引開始前に6月の機械受注が発表される。14日の株価への影響は限られるだろうが、企業の設備投資意欲を推し量る手掛かりになる。中国では7月の鉱工業生産などの発表が予定されており、人民元の基準値とともに注目されそうだ。
出典:時事通信前日の米主要株価指数はそろって大幅上昇。米通商代表部(USTR)が対中制裁関税「第4弾」について、一部製品に対する発動を12月に延期すると発表したことが好感された。スマートフォンなどが追加関税延期の対象となったことで米国では情報技術株の上昇が目立っており、東京市場でも電子部品関連銘柄が強い動きになりそうだ。
ドルの対円相場は1ドル=106円台まで戻っており、輸出関連業種は全体に買われやすい。前週末にトランプ米大統領が米中貿易協議について「合意の準備はできていない」と発言したことなどで悪化した投資家心理は、今回の「一部緩和」で少し改善したと思われ、内需業種も全般にしっかりした動きになるだろう。
ただ、米国が中国製スマートフォンなどへの追加関税を撤回したわけではない。米中の貿易協議にも目立った進展はなく、不安の種は残ったままだ。13日発表されたドイツの8月のZEW景気期待指数は大幅に悪化するなど、「世界的に景況感は下向き」(銀行系証券)で、企業業績も厳しい。買い戻しは入っても、上値を追う動きは出にくいかもしれない。
国内では、取引開始前に6月の機械受注が発表される。14日の株価への影響は限られるだろうが、企業の設備投資意欲を推し量る手掛かりになる。中国では7月の鉱工業生産などの発表が予定されており、人民元の基準値とともに注目されそうだ。
【新興市場の注目リリース】
Iスペース、フーバーブレインほか
Iスペース、フーバーブレインほか
<2122>Iスペース 上方修正、今期営業利益見通し9.00億円←7.00億円 <2191>テラ 上方修正、今期営業損失見通し△7.08億円←△8.85億円 <3498>霞ヶ関キャピタル 株主優待制度の導入 <3623>BS 下方修正、今期営業利益見通し1.43億円←1.94億円 <3727>APLIX 「アプリックス事業ビジョン 2019」策定 <3927>フーバーブレイン IoT向け通信技術である「ZETA(ゼタ)」の活用推進と 普及促進を図る「ZETA Alliance(ゼタ アライアンス)」へ参画 <4381>ビープラッツ 連結業績予想発表、今期営業利益見通し0.88億円 <6027>弁護士ドットコム 立会外分売、20万株 <6038>イード ティーガイア<3738>および 児童書等を扱う老舗の出版社であるポプラ社それぞれとの間で 資本業務提携 両社に対する第三者割当による自己株式を処分 <6677>エスケーエレク 台湾の連結子会社である頂正科技股フン有限公司の株式を追加取得し完全子会社化 自社株買い、上限5万株(発行済株式数の0.47%) 14日にToST-NeT3において買付け <7039>ブリッジ 立会外分売、7万株 <7062>フレアス 群馬県高崎市を中心にマッサージサービスを提供する 大平幸彦氏よりマッサージ事業の一部を譲受 <7676>グッドスピード 上方修正、今期営業利益見通し3.80億円←3.20億円 <7869>日本フォーム 監理銘柄(確認中)へ指定見込み <8225>タカチホ 事業譲渡益0.94億円を特別利益として計上見込み 株主優待制度の一部変更 <9266>一家ダイニング 株式分割、2株←1株 株主優待制度の変更 <9758>ジシステム 業績予想発表、今期営業利益見通し5.00億円出典:フイスコ
【本日の新興市場見通し】
米中摩擦の過度な懸念後退で買い戻しの動きへ
米中摩擦の過度な懸念後退で買い戻しの動きへ
[新興市場 個別銘柄戦略]
本日の新興市場は、米中貿易摩擦の過度な警戒感が後退したことから、買い戻しの動きが強まりそうだ。米通商代表部(USTR)は13日、9月1日に予定していた対中関税の第4弾の発動を一部品目について12月まで延期すると発表。これを受けて米国市場は反発。本日の日本市場も、このリスクオフムードの一時的な緩和を受けて買いの流れからスタートすると思われ、その動きは新興市場にも波及するだろう。また、為替が1ドル=106円台後半へと円安が進んでいることもリスク回避機運の後退につながりそうだ。ただ、米中両国首脳による会談の行方は依然不透明で、両国の溝が埋まるとは思えず、買い一巡後は上値の重い展開となりそうだ。
個別では、まず、時価総額の大きいところで、昨日引け後に決算が発表されたそーせい<4565>について、前年に決算期を3月期から12月期に変更したため単純比較はできないが、19年12月期の第2四半期累計連結業績の営業利益は、7.31億円と黒字であった。昨日は、2%超と決算発表前に買い戻されていたが、決算を受けての本日の動きに注目したい。その他では、中国人留学生向け大手賃貸事業者「Uhomes」と業務提携するAMBITION<3300>や、8月末の株主を対象に1対2の株式分割を実施するほか株主優待制度を新設すると発表した霞ヶ関キャピタル<3498>などがポジティブ視されそうだ。また、今期大幅な営業増益見通しのBBSec<4398>、業績予想を上方修正したエスケーエレク<6677>、ベルトラ<7048>、Iスペース<2122>、上半期の営業損益が黒字に転換したカルナバイオ<4572>なども好感されるだろう。同様に、営業損益が黒字に転換した銘柄としてfonfun<2323>、テリロジー<3356>、アイレックス<6944>、クラウドワクス<3900>の4銘柄や、第1四半期の営業利益が大幅な増益となったパートナーA<6181>、伊豆シャボテン<6819>もプラス評価されそうだ。このほか、前日にストップ高水準まで買われたホーブ<1382>、ネットマーケティ<6175>、ポート<7047>、マジェスティ<7834>などの動きも引き続き注目されそうだ。一方、業績予想を下方修正したテラ<2191>、BS<3623>や上半期の営業利益が大幅な減益となったEAJ<6063>、上半期の営業損益が赤字に転落したユーザベース<3966>などはネガティブ視されそうだ。また、第1四半期の営業利益が2ケタの減益となったオイシックス<3182>、これまで非開示だった上半期の営業利益が2ケタの減益となる見通しのラクス<3923>、今期の営業赤字が拡大する見通しのCANBAS<4575>なども嫌気されるだろう。このほか、前日にストップ安水準まで売られた翻訳センター<2483>、イグニス<3689>、シノプス<4428>、インパクト<6067>などの動向は引き続き警戒されそうだ。
出典:フイスコ本日の新興市場は、米中貿易摩擦の過度な警戒感が後退したことから、買い戻しの動きが強まりそうだ。米通商代表部(USTR)は13日、9月1日に予定していた対中関税の第4弾の発動を一部品目について12月まで延期すると発表。これを受けて米国市場は反発。本日の日本市場も、このリスクオフムードの一時的な緩和を受けて買いの流れからスタートすると思われ、その動きは新興市場にも波及するだろう。また、為替が1ドル=106円台後半へと円安が進んでいることもリスク回避機運の後退につながりそうだ。ただ、米中両国首脳による会談の行方は依然不透明で、両国の溝が埋まるとは思えず、買い一巡後は上値の重い展開となりそうだ。
個別では、まず、時価総額の大きいところで、昨日引け後に決算が発表されたそーせい<4565>について、前年に決算期を3月期から12月期に変更したため単純比較はできないが、19年12月期の第2四半期累計連結業績の営業利益は、7.31億円と黒字であった。昨日は、2%超と決算発表前に買い戻されていたが、決算を受けての本日の動きに注目したい。その他では、中国人留学生向け大手賃貸事業者「Uhomes」と業務提携するAMBITION<3300>や、8月末の株主を対象に1対2の株式分割を実施するほか株主優待制度を新設すると発表した霞ヶ関キャピタル<3498>などがポジティブ視されそうだ。また、今期大幅な営業増益見通しのBBSec<4398>、業績予想を上方修正したエスケーエレク<6677>、ベルトラ<7048>、Iスペース<2122>、上半期の営業損益が黒字に転換したカルナバイオ<4572>なども好感されるだろう。同様に、営業損益が黒字に転換した銘柄としてfonfun<2323>、テリロジー<3356>、アイレックス<6944>、クラウドワクス<3900>の4銘柄や、第1四半期の営業利益が大幅な増益となったパートナーA<6181>、伊豆シャボテン<6819>もプラス評価されそうだ。このほか、前日にストップ高水準まで買われたホーブ<1382>、ネットマーケティ<6175>、ポート<7047>、マジェスティ<7834>などの動きも引き続き注目されそうだ。一方、業績予想を下方修正したテラ<2191>、BS<3623>や上半期の営業利益が大幅な減益となったEAJ<6063>、上半期の営業損益が赤字に転落したユーザベース<3966>などはネガティブ視されそうだ。また、第1四半期の営業利益が2ケタの減益となったオイシックス<3182>、これまで非開示だった上半期の営業利益が2ケタの減益となる見通しのラクス<3923>、今期の営業赤字が拡大する見通しのCANBAS<4575>なども嫌気されるだろう。このほか、前日にストップ安水準まで売られた翻訳センター<2483>、イグニス<3689>、シノプス<4428>、インパクト<6067>などの動向は引き続き警戒されそうだ。
【Rating/証券各社レーティング】
格上げ-強気
コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
<9022>|JR東海 |岡三 |「中立」 |「強気」 |
<6310>|井関農 |いちよし |「B」 |「A」 |
<7735>|スクリン |みずほ |「アンダーP」 |「中立」 |
格下げ-弱気
コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
<7269>|スズキ |SLSA |「バイ」 |「アウトP」 |
<6503>|三菱電 |三菱UFJ |「オーバーW」 |「ニュートラル」 |
<9504>|中国電 |ゴールドマン |「中立」 |「売り」 |
出典:フイスココード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
<9022>|JR東海 |岡三 |「中立」 |「強気」 |
<6310>|井関農 |いちよし |「B」 |「A」 |
<7735>|スクリン |みずほ |「アンダーP」 |「中立」 |
格下げ-弱気
コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
<7269>|スズキ |SLSA |「バイ」 |「アウトP」 |
<6503>|三菱電 |三菱UFJ |「オーバーW」 |「ニュートラル」 |
<9504>|中国電 |ゴールドマン |「中立」 |「売り」 |
【新聞からの材料】
パンパシHD、三井不など
パンパシHD、三井不など
*トヨタ<7203>トヨタとホンダ、「内定辞退率」予測を購入(日刊工業3面)-○ *パンパシHD<7532>次期社長に吉田直樹氏(日刊工業3面)-○ *IHI<7013>「水素キャリア」へ、福島に研究施設、来年完成(日刊工業11面)-○ *東北電力<9506>宮城県庁でVPP実証、需給調整モデル(日刊工業11面)-○ *三井不<8801>IoT使い熱中症対策、気温・湿度を観測(日刊工業11面)-○ *第一生命HD<8750>営業端末、7年ぶり刷新、顧客情報3年分一元管理(日刊工業15面)-○出典:フイスコ
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
