(9日終値:10日3時時点) ドル・円相場:1ドル=105.57円(9日15時時点比▲0.33円) ユーロ・円相場:1ユーロ=118.29円(▲0.29円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1204ドル(△0.0008ドル) FTSE100種総合株価指数:7253.85(前営業日比▲32.05) ドイツ株式指数(DAX):11693.80(▲151.61) 10年物英国債利回り:0.484%(▲0.038%) 10年物独国債利回り:▲0.576%(▲0.016%) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値> 7月スイス失業率 2.1% 2.1% 6月独貿易収支 168億ユーロの黒字 206億ユーロの黒字 6月独経常収支 206億ユーロの黒字 162億ユーロの黒字・改 6月仏鉱工業生産指数 前月比 ▲2.3% 2.0%・改 6月英商品貿易収支 70.09億ポンドの赤字 106.95億ポンドの赤字・改 6月英貿易収支 17.79億ポンドの黒字 20.02億ポンドの赤字・改 6月英鉱工業生産指数(前月比) ▲0.1% 1.2%・改 製造業生産高(前月比) ▲0.2% 1.4% 4-6月期英GDP速報値 前期比 ▲0.2% 0.5% 前年同期比 1.2% 1.8% ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ユーロドルは底堅い動き。サルビーニ伊副首相(同盟党首)が8日に早期の解散総選挙を要求したほか、極右「同盟」が9日に内閣不信任案を提出。同国への政治混乱への懸念からユーロ売りが先行した。17時過ぎに一時1.1180ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日の安値1.1177ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。トランプ米大統領が「華為技術(ファーウェイ)と取引するつもりはない」「9月の中国との会合はキャンセルの可能性もあり得る」と発言し、米株安・米金利低下が進むと全般ドル売りが加速した。1時30分前に一時1.1223ドルと日通し高値を付けた。 もっとも、前日の高値1.1232ドルがレジスタンスとして意識されると伸び悩んでいる。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の重しとなった。 ・ドル円は下げ渋り。伊政局不安や米中貿易摩擦激化への懸念から欧州株相場が下落するとリスク回避的な円買い・ドル売りが先行。7月米卸売物価指数(PPI)コア指数が予想を下回ったことも相場の重荷。トランプ米大統領が米中貿易交渉は継続するものの、「当面の合意はない」との考えを明らかにすると売りが加速した。トランプ氏がFRBに1.00%の利下げを要求したことも相場の重しとなり、1時30分過ぎに一時105.27円と1月3日以来約7カ月ぶりの安値を付けた。 ただ、米国株が急速に下げ幅を縮小し、米長期金利が上昇に転じるとドル円にも買い戻しが入り一時105.66円付近まで持ち直している。 ・ユーロ円はドル円の下落につれた売りが出て一時118.09円と本日安値を付けたものの、5日の安値117.68円がサポートとして働くと下げ渋った。ドル円の持ち直しに伴う円売り・ユーロ買いも出て118.42円付近まで下げ幅を縮めた。 ・ポンドは全面安。英国の欧州連合(EU)からの合意なき離脱への警戒感が根強い中、4-6月期英国内総生産(GDP)速報値が前期比でマイナス成長となり、市場予想も下回ったことからポンド売りが膨らんだ。ポンドは対円では126.97円と2016年11月以来約2年9カ月ぶり、対ドルでは1.2056ドルと17年1月以来約2年7カ月ぶり、対ユーロでは0.9301ポンドと17年8月以来約2年ぶりの安値水準を付けた。 ・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。伊政局不安や米中貿易摩擦激化への懸念から伊株式相場が大幅に下落。他の欧州株式相場や英株式相場にも売りが波及した。リオ・ティントやBHPグループ、グレンコアなど素材セクターが下げたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が軟調だった。 ・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。伊政局不安や米中貿易摩擦の激化が懸念され、欧州各国の株式相場が売られた。個別ではティッセン・クルップ(6.48%安)やコンチネンタル(3.27%安)、ドイツ銀行(3.18%安)などの下げが目立った。 ・欧州債券相場は上昇。株安を受けた。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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